3月16、17日の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報


■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したアウェイキング(牡3歳)が土曜中京3Rの未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

アウェイキング(牡・父Kingman、母Waldjagd)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021110049/
母 Waldjagd は独オークストライアル(G2・芝2000m)2着。半姉に芝2400mのドイツのG2T.フォンツァストロフ牝馬賞を勝った Waldbiene、近親に凱旋門賞馬 Waldgeist がいる。「母の父 Observatory」は日本で成功しており、出走5頭中4頭が勝ち上がり、そのなかにはプログノーシス(金鯱賞)、サトノセシル(福島記念−2着、クイーンS−2着)、アヴィオール(3勝クラス)が含まれる。日本向きのスピードを秘めた血だ。同じ Wurftaube の牝系に Kingman を交配して誕生した Waldkonig は、イギリスで芝10ハロンのG3ゴードンリチャーズSを勝った。本馬は日本向きの Observatory が母の父に入るので、わが国の高速芝に十分対応できるだろう。(栗山)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したコルレオニス(牡3歳)が土曜中京4Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

コルレオニス(牡・父レイデオロ、母ヒストリックスター)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105704/
ハープスター(桜花賞など重賞4勝/父ディープインパクト)の半弟、ゴールドティア(3勝クラス/父キングカメハメハ)の4分の3弟。サンデーサイレンスを含んでいないので、姉にような切れ味は望めないかもしれないが、ファルブラヴの肌はキングカメハメハ系と抜群の相性を誇り、「レイデオロ×ファルブラヴ」はラケダイモーンと同じ。ヒストリックスター牝系とキングカメハメハ系の組み合わせも成績良好。スピードの持続力を武器としたマイラーだろう。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ2022』で栗山求が推奨したベンサレム(牡3歳)が土曜中山5Rの未勝利戦(芝2200m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

★シルクホースクラブ
父スワーヴリチャード
母アガルタ(キングカメハメハ)
牡 募集価格:2800万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105352/
母アガルタは不出走馬。しかし、ミスアンコール(ダービー馬ワグネリアンの母)の全妹にあたる良血なので、繁殖牝馬としては優秀。これまでに競走馬となった7頭中6頭が勝ち上がり、プロレタリアト(ステイヤーズS−4着)、マイネルオフィール(OP)などを出しています。父スワーヴリチャードは Unbrfidled's Song を母の父に持っていますが、この血は現代血統のなかでもきわめて影響力が強く、なおかつ日本向きでもあります。その父 Unbridled は、Dr.Fager と In Reality のニックスから成り立っているので、本馬の母方にある In Reality は、そのニックスを強化します。アメリカ血統の影響が強いので、4分の3兄プロレタリアトよりもスピードタイプに出るはずです。(栗山)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤が推奨したラファミリア(牡3歳)が土曜阪神5Rの未勝利戦(芝2400m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

ラファミリア(牡・父レイデオロ・母アイムユアーズ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105348/
スワーヴエルメの3/4弟で、母アイムユアーズは重賞4勝、阪神JF2着、桜花賞3着の大活躍。母はFairy King=Sadler's Wells≒Nureyev2×4・5で、自身はKingmambo3×4。アイムユアーズの仔はもっと走っていいと思うのだが、本馬はわりと母似で良い雰囲気に見える。レイデオロ産駒は少しもっさりしたところも見られるので、ファルブラヴ肌の勝ち気があればちょうどいいのでは。(望田)

■土曜中京7R1勝クラス ヴィンセドリス(POG・栗山)
■土曜阪神9R淡路特別 バロッサヴァレー(一口・望田&栗山、POG・望田&栗山)
■日曜中山9RスピカS グランディア(一口・望田&栗山、POG・望田)




『競馬血統年鑑2023』発売開始


"競馬血統年鑑"の最新刊が完成しました。2013年の初号から11冊目です。
http://miesque.com/c00097.html

著者は『覚えておきたい日本の牝系100』(スタンダードマガジン)、『覚えておきたい世界の牝系100』(主婦の友社)、『一から始める!サラブレッド血統入門』(KADOKAWA)などでおなじみの平出貴昭さん(サラブレッド血統センター)。
https://www.amazon.co.jp/dp/4938280647/
https://www.amazon.co.jp/dp/4073411497/
https://www.amazon.co.jp/dp/4047356557/

中央、地方、海外の2023年の重賞結果を「血統」から徹底的に振り返ります。

たとえばJRA重賞なら、日付順、父系順、路線順、ファミリーナンバー順という各パートに再構成し、2023年の成績&血統をカラーで色分けした詳細表示で振り返れるようになっています。各項目すべて血統表を見ることができます。

地方競馬、海外競馬も同様です。たとえば、2023年の Justify 産駒のG1勝ち馬を調べたい場合、この本を見れば一発で分かるだけでなく、各馬の血統表も見ることができます。海外でいまどんな血統が流行っているのか、種牡馬ごとの成功する配合パターンがこの本によって簡単に把握できるというわけです。

各国別リーディングサイアー表、父系図を完備しているほか、父系勢力分布図という、この本オリジナルの表によって、数字だけでは分かりづらい勢力分布を、図によって一目で把握することができます。というよりも、この本がなければ正確な理解は難しいと思います。

著者による各項目の解説文も必見。個人的に仕事で活用することも多く、正直、これがないと困ってしまうほどです。血統に関心のある方、いや、すべての競馬ファンにお奨めしたいデジタル時代の究極の血統年鑑です。1200円。
http://miesque.com/shopping.html

…………………………………………………………………………
2022年版 http://miesque.com/c00086.html
2021年版 http://miesque.com/c00078.html
2020年版 http://miesque.com/c00072.html
2019年版 http://miesque.com/c00063.html
2018年版 http://miesque.com/c00053.html
2017年版 http://miesque.com/c00046.html
2016年版 http://miesque.com/c00039.html
2015年版 http://miesque.com/c00033.html
2014年版 http://miesque.com/c00027.html
2013年版 http://miesque.com/c00018.html
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『パーフェクト種牡馬辞典2024−2025』が3月13日発売開始!


3月13日(水)、栗山求&望田潤監修の『パーフェクト種牡馬辞典2024−2025』(自由国民社)が発売になります。血統屋が関わるようになってから13年目、今年も最新の知見を駆使し、配合&馬券、という二本柱で主要種牡馬を徹底攻略しております。この一冊さえあれば種牡馬に関してオールOK!という自信作です。



種牡馬を紹介する本は、その種牡馬の特徴のみに言及するものがほとんどですが、本書は「配合」という観点を取り入れ、旧時代の類書とは一線を画しています。種牡馬ごとに、相手の繁殖牝馬にどんな血を持っている馬が成功しているのか、どんな配合パターンが走っているのか、という要点を惜しげもなく披露しており、馬券はもちろん、POGや一口、実際の生産現場にも活用可能です。

恒例の「種牡馬特別鼎談」は、栗山求、望田潤、三輪圭祐(社台スタリオンステーション)が種牡馬界の現状や新種牡馬の評価について活発に意見を交わしました。サートゥルナーリアをはじめとする新種牡馬について、三輪さんの最新情報、注目の2歳馬を具体的に紹介するなど、栗山と望田の血統分析などを交え、多角的に考察して丸裸にしています。それとは別に、見開き2ページで新種牡馬を1頭ずつ詳細に分析・紹介するコーナーでは、昨年、スワーヴリチャードのおすすめ配合として栗山がレガレイラ(ホープフルS)を推奨しました。

グリーンチャンネルでおなじみの辻三蔵さんの産駒調教分析、久保和功さんの馬体分析、素顔の種牡馬たちの姿を垣間見られる美野真一さんの人気コラム「種牡馬ちょっといい話」、新種牡馬については治郎丸敬之さんの「馬体は語る」など、読み応え十分です。お買い上げいただけましたら幸いですm(_ _)m
https://www.amazon.co.jp/dp/442612980X




3月9、10日の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報


■『一口馬主好配合馬ピックアップ2022』で望田潤が推奨したカールスタード(牡3歳)が土曜阪神2Rの未勝利戦(ダート1800m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

★シルクホースクラブ
父キズナ
母シフォンカール(クロフネ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105554/
牡 募集価格:4000万円
アドマイヤルプスやシークレットランの甥で、母シフォンカールはJRA2勝。母母カールファターレはドゥラメンテと7/8同血の間柄になりますが、本馬のキズナ産駒らしからぬ滑らかで重厚な歩きはルーラーシップ産駒のようで、この牝系らしい芝中距離馬に完成しそうなイメージです。ちなみにキズナ×クロフネは勝ち馬率56%で平均賞金1915万円、母系にフレンチデピュティの血を引くキズナ産駒は勝ち馬率55%で賞金1909万円。これはキズナ産駒全体(勝ち馬率46%賞金1717万円)を上回ります。上級で長く活躍してくれるでしょう。(望田)


■日曜阪神7R1勝クラス サトノスカイターフ(ディープ・望田&栗山)
■日曜中京8R1勝クラス エゾダイモン(POG・栗山)
■日曜中京11R金鯱賞3着 ヨーホーレイク(ディープ・望田&栗山)




3月2、3日の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報


■『一口馬主好配合馬ピックアップ2022』で栗山求が推奨したヴィスマール(牡3歳)が土曜阪神5Rの未勝利戦(芝2200m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

★キャロットクラブ
父ブリックスアンドモルタル
母オーマイベイビー(ディープインパクト)
牡 募集価格:6000万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105459/
父ブリックスアンドモルタルは、アメリカの芝路線で無敵を誇り、米年度代表馬に輝きました。アメリカで種付けを経験することなく日本で種牡馬入りした、という点はサンデーサイレンスに似ています。今年の1歳が初年度産駒。配合的に目が付くのは Storm Bird 3×3のインブリード。実馬を見れば決して硬くはないのですが、少々いかつい配合ではあるので、母方に入る Northern Dancer 血脈は薄めのほうが好ましく、父が持たないサンデーサイレンスや Mr.Prospector をしっかり入れたいところです。本馬はステラヴェローチェ(神戸新聞杯、サウジアラビアRC)の半弟。ディープインパクト(その父サンデーサイレンス)と Mr.Prospector を併せ持ち、母オールザウェイベイビーに入る Northern Dancer は5×5と薄め。理想的な配合構成です。芝向きの中距離タイプでしょう。(栗山)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤が推奨したデュアルウィルダー(牡3歳)が土曜中山5Rの未勝利戦(芝2200m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

デュアルウィルダー(牡・父Yoshida・母ダンスウィズキトゥン)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104887/
母ダンスウィズキトゥンは北米3勝で、その全弟DivisideroはウッドフォードリザーヴターフクラシックS(米G1・芝9F)勝ち馬。父Yoshidaはハーツクライ産駒で、芝ダート両方の北米G1に勝ち注目された。母はSadler's Wells≒Nureyev3×4・5で、Yoshidaとの配合だとEl Prado4×3、Sadler's Wells≒Nureyev5・6×4・5・6となり、機動力溢れる中距離馬に。(望田)

■土曜中山10R上総S ミラクルティアラ(一口・望田&栗山、POG・望田)




本日夜に『KEIBAコンシェルジュ』に出演します


グリーンチャンネルで毎週土曜19時30分〜21時00分に放映されている『KEIBAコンシェルジュ』。3月2日(土)放送分に出演いたします。小木茂光さん、守永真彩さん、そして須田鷹雄さんと、弥生賞ディープインパクト記念の見解をたっぷりお届けいたします。お楽しみに。




2月24、25日の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報


■『一口馬主好配合馬ピックアップ2020』で栗山求が推奨したウインマーベル(牡5歳)が日曜阪神11Rの阪急杯(G3・芝1400m)を勝ちました。コメントは以下のとおり。

★ウインレーシングクラブ
父アイルハヴアナザー
母コスモマーベラス(フジキセキ)
牡 募集価格:1400万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019100213/
ウインジェルベーラ(函館2歳S−2着)、ウインアイルビータ(現1勝)、ウインオーサム(現未勝利)の全弟です。母コスモマーベラスはターコイズS(OP)を2連覇したほか愛知杯(G3)で2着という成績を残しました。その一方で、母としては気性的な難しさを伝えるところがあり、ウインオーサムは去勢されています。本馬は動画を見るかぎりそうした点は見られません。ただ、現時点では後肢の力が弱いように感じます。そのあたりが値段の安さにつながっているのかもしれません。「アイルハヴアナザー×フジキセキ」は連対率38.0%、1走あたりの賞金額338万円というニックス。Last Cause≒Millicent 4×5が利いている可能性があります。5月8日生まれなので成長の余地があり、後肢の踏み込みの甘さが改善してほしい――という期待込みではありますが、この値段ならそんなギャンブルを許容してもいいのではないかと思います。芝・ダート兼用のスプリンターでしょう。(栗山)

■土曜小倉8R春麗ジャンプS ブラックボイス(POG・望田)
■日曜小倉4R障害未勝利 カイザーバローズ(ディープ・望田)
■日曜中山9Rデイジー賞 イゾラフェリーチェ(一口・栗山)
■日曜サウジアラビア7Rネオムターフカップ2着 キラーアビリティ(ディープ・栗山)




2月17、18日の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報


■『一口馬主好配合馬ピックアップ2022』と『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤がダブル推奨したリューデスハイム(牡3歳)が土曜京都2Rの未勝利戦(ダート1800m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

★キャロットクラブ
父ニューイヤーズデイ
母グリューヴァイン(ゴールドアリュール)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105508
牡 募集価格:3000万円
エングレーバーやアルトシュタットの甥で、母グリューヴァインはJRA3勝(全てダ1200)。ニューイヤーズデイとの配合は、Street Cryとトニービン、Dixieland BandとRobertoがそれぞれニアリークロスで脈絡し、Seattle Slewのクロス(6×6)もMaximum SecurityやFighting Madなどニューイヤー産駒の走るパターンです。実馬も概ねイメージどおりで、ダートのマイラーとして母以上の活躍も見込めそうでピックします。ダートをナスペリオン的な力強いストライドで走るイメージです。(望田)

リューデスハイム(牡・父ニューイヤーズデイ・母グリューヴァイン)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105508
エングレーバーやアルトシュタットの甥で、母グリューヴァインはJRA3勝(全てダ1200)。ニューイヤーズデイとの配合は、Street Cryとトニービン、Dixieland BandとRobertoがそれぞれニアリークロスで脈絡し、Seattle Slewのクロス(6×6)もMaximum SecurityやFighting Madなどニューイヤー産駒の走るパターン。ダートのマイラーとして母以上の活躍を。(望田)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤が推奨したアリストクラシア(牝3歳)が土曜小倉6Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

アリストクラシア(牝・父ハーツクライ・母マジェスティッククオリティ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105238/
シャンドゥレールの半妹で、母マジェスティッククオリティはレイチェルアレクサンドラS(米G2・ダ8.5F)2着。近親にCCAオークスのOctave。ハーツクライ×Quality Roadは「トニービンとStrawberry Roadのニックス」になる。ドウデュース、リバティアイランド、ヴァレーデラルナ、ハーパーなど、父ハーツクライでも父ドゥラメンテでも大物が出ている注目の配合だ。(望田)

■土曜小倉10R皿倉山特別 サトノクローク(POG・望田)
■土曜東京11RダイヤモンドS2着 サリエラ(ディープ・望田&栗山)
■土曜カタール7Rアミールトロフィー2着 ゼッフィーロ(ディープ・望田)




2月10、11日の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報


■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したクイーンズウォーク(牝3歳)が土曜東京11RのクイーンC(G3・芝1600m)を勝ちました。コメントは以下のとおり。

クイーンズウォーク(牝・父キズナ、母ウェイヴェエルアベニュー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105414/
朝日杯フューチュリティSと阪神Cを勝ったグレナディアガーズの半妹。母ウェイヴェエルアベニューはブリーダーズCフィリー&メアスプリント(米G1・ダ7f)を勝ち、米最優秀スプリンター牝馬に選出された名牝。母方に Unberidled を持つキズナ産駒は、以前はダート向きのイメージが強かったものの、このところリビアングラス(京都新聞杯−3着)、ティムール(青葉賞−3着)など芝向きの活躍馬が出ている。グレナディアガーズの半妹、キズナの牝馬であることからも芝で活躍できるだろう。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ2022』で望田潤が推奨したベルウェザー(牡3歳)が土曜京都6Rの未勝利戦(ダート1400m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

★DMMバヌーシー
父ニューイヤーズデイ
母ヴィラ(ディープインパクト)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105425/
牡 募集価格:1800万円
ルークズネストやペコリーノロマーノの半弟。母母サミットヴィルはメイヒルS(英G3・芝8F)勝ち馬でシンギュラリティの母。母方にはChief's Crown、Mill Reef、Nureyevと野太いナスペリオン血脈が入り、適性はマイル寄りですが野太い斬れ味を伝える牝系です。父ニューイヤーズデイは北米2歳チャンピオンで、重心の低いガッチリ体型のパワーマイラーですが、その父Street Cryは日本向きのMachiavellianのラインで、ディープインパクト肌やハーツクライ肌との配合でオープン級の芝マイラーも出す種牡馬とみています。本馬は歩かせると母方のナスペリオン的な体質が全開で、ルークズネストやシンギュラリティのイメージに近いところを容易に描けます。大箱向きで末脚手堅い1800寄りマイラーで、長く楽しめる馬だと思います。(望田)

■土曜東京4R1勝クラス ピュアグルーヴ(一口・栗山)
■土曜京都11R洛陽S ドゥアイズ(一口・栗山)
■土曜東京11RクイーンC2着 アルセナール(一口・望田&栗山、POG・望田&栗山)
■日曜小倉7R1勝クラス アストロフィライト(ディープ・栗山)
■日曜京都7R1勝クラス ロードラプソディ(一口・栗山)
■日曜小倉8R1勝クラス ダノンボレロ(POG・栗山)
■日曜東京10RバレンタインS レッドヴェイロン(一口・望田)




『日本の重賞勝ち馬父系図1932−2023』


先日、日本・海外の『G1馬父系図』を刊行したばかりですが、さらにもう一冊、平出貴昭さんの『日本の重賞勝ち馬父系図1932−2023』を発売いたします。

1932年から2023年まで、90年以上にわたり行われてきた中央競馬の重賞約7000に加え、ダートグレード競走、日本調教馬による海外重賞の勝ち馬延べ8000頭以上を父系図と勝ち馬一覧にまとめました。

父系図は70ページ以上、馬のデータやレース概要もカバーした勝ち馬一覧表は230ページ以上と、父系図シリーズでは最大となる総計約300ページという膨大なデータです。

父系図の馬名をクリックすると、JBISのデータページに飛び、血統表はもちろん牝系図、競走成績なども閲覧できます。表の作成はもちろん、一頭一頭のリンク先との結びつけなど、気が遠くなるような作業を独力でやり抜いたのは驚嘆すべきことです。

日本の競馬史、血統史を学ぶのにお役立てください。
http://miesque.com/c00096.html






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