ユニコーンSはレッドアルヴィス
好位の外を追走した▲レッドアルヴィス(3番人気)が4コーナー手前から先頭に並びかけ、逃げ粘る△コーリンベリー(4番人気)を残り200mで交わして快勝しました。
http://youtu.be/O0I6iBSet00?t=20s
単勝1.3倍の1番人気に推された◎アジアエクスプレスは12着。86年以降の平地重賞で、単勝1.0〜1.5倍の1番人気馬が二桁着順に敗れた例は5回あります。
89年弥生賞 サクラホクトオー(1.4倍) 12着
89年函館3歳S インターボイジャー(1.4倍) 11着
97年中日スポーツ杯4歳S スタープログラマー(1.4倍)12着
02年京都新聞杯 チアズシュタルク(1.5倍) 11着
12年天皇賞・春 オルフェーヴル(1.3倍) 11着
敗因のはっきりしているもの、よくわからないもの、いろいろありますが、今回のアジアエクスプレスはその中間あたりでしょうか。昨年暮れの朝日杯フューチュリティSを勝ったことで、今年の春の目標は同じ中山の皐月賞となりました。そして、強敵相手に目一杯の仕上げで臨んで6着。いったんピークを迎えてしまうと、そのあとの仕上げは難しいものです。有馬記念で好走した馬が翌年1、2月のG2、G3あたりに出てきて凡走するシーンがよくありますが、これもピークアウトした馬の仕上げの難しさ、という問題です。
今回のアジアエクスプレスのデキは皐月賞には及ばないものでした。クラシックを目標に目一杯に仕上げたあと、放牧を挟んで臨むG3ですから、さらに調子が上がるとはまず考えられません。これは致し方ないですね。出ていれば印がたくさん付きそうな2勝馬が何頭か除外され、メンバー構成はかなり楽になりました。八分のデキでも負けるシーンは考えられず、◎を打ったのですが、想像以上に動けませんでした。砂をかぶって闘志が萎えてしまった、という面もあるかもしれません。今回はアジアエクスプレスではなく京王線ぐらいの迫力しかありませんでしたが、立て直してまた力強い爆走を見せてほしいものです。
勝ったレッドアルヴィスはカレンブラックヒル(NHKマイルCなど重賞4勝)の4分の3弟。ダイワメジャー産駒の兄は柔らかなフットワークで芝向きですが、こちらはゴールドアリュール産駒なのでダート向きに出ました。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103957/
母方に Storm Cat を持つゴールドアリュール産駒は連対率22.4%、1走あたりの獲得賞金163万円で、ゴールドアリュール産駒全体の連対率17.1%、1走あたり149万円に比べると走っています。一昨年のユニコーンSで4着となったネクタルは「ゴールドアリュール×Storm Cat」という配合でした。
前走の三浦特別(1000万下・ダ1600m)は久々だったものの、差し馬が上位を独占するなか2番手追走から4着に粘るという好内容。極度に軽い馬場だったこともありタイムは1分34秒5でした。兄が芝のG1ウィナーですから、今回も雨が降って走りやすい稍重のコンディションになったのもよかったのだと思います。
http://youtu.be/O0I6iBSet00?t=20s
単勝1.3倍の1番人気に推された◎アジアエクスプレスは12着。86年以降の平地重賞で、単勝1.0〜1.5倍の1番人気馬が二桁着順に敗れた例は5回あります。
89年弥生賞 サクラホクトオー(1.4倍) 12着
89年函館3歳S インターボイジャー(1.4倍) 11着
97年中日スポーツ杯4歳S スタープログラマー(1.4倍)12着
02年京都新聞杯 チアズシュタルク(1.5倍) 11着
12年天皇賞・春 オルフェーヴル(1.3倍) 11着
敗因のはっきりしているもの、よくわからないもの、いろいろありますが、今回のアジアエクスプレスはその中間あたりでしょうか。昨年暮れの朝日杯フューチュリティSを勝ったことで、今年の春の目標は同じ中山の皐月賞となりました。そして、強敵相手に目一杯の仕上げで臨んで6着。いったんピークを迎えてしまうと、そのあとの仕上げは難しいものです。有馬記念で好走した馬が翌年1、2月のG2、G3あたりに出てきて凡走するシーンがよくありますが、これもピークアウトした馬の仕上げの難しさ、という問題です。
今回のアジアエクスプレスのデキは皐月賞には及ばないものでした。クラシックを目標に目一杯に仕上げたあと、放牧を挟んで臨むG3ですから、さらに調子が上がるとはまず考えられません。これは致し方ないですね。出ていれば印がたくさん付きそうな2勝馬が何頭か除外され、メンバー構成はかなり楽になりました。八分のデキでも負けるシーンは考えられず、◎を打ったのですが、想像以上に動けませんでした。砂をかぶって闘志が萎えてしまった、という面もあるかもしれません。今回はアジアエクスプレスではなく京王線ぐらいの迫力しかありませんでしたが、立て直してまた力強い爆走を見せてほしいものです。
勝ったレッドアルヴィスはカレンブラックヒル(NHKマイルCなど重賞4勝)の4分の3弟。ダイワメジャー産駒の兄は柔らかなフットワークで芝向きですが、こちらはゴールドアリュール産駒なのでダート向きに出ました。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103957/
母方に Storm Cat を持つゴールドアリュール産駒は連対率22.4%、1走あたりの獲得賞金163万円で、ゴールドアリュール産駒全体の連対率17.1%、1走あたり149万円に比べると走っています。一昨年のユニコーンSで4着となったネクタルは「ゴールドアリュール×Storm Cat」という配合でした。
前走の三浦特別(1000万下・ダ1600m)は久々だったものの、差し馬が上位を独占するなか2番手追走から4着に粘るという好内容。極度に軽い馬場だったこともありタイムは1分34秒5でした。兄が芝のG1ウィナーですから、今回も雨が降って走りやすい稍重のコンディションになったのもよかったのだと思います。
- 2014.06.22 Sunday
- 回顧
- 23:58
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- by 栗山求