宝塚記念はゴールドシップが連覇
好位4〜5番手を追走した◎ゴールドシップ(1番人気)が直線で外から豪快に伸び、△カレンミロティック(9番人気)に3馬身差をつけて快勝しました。逃げたヴィルシーナ(8番人気)が3着。
http://youtu.be/IWjOoUXJ3AE
netkeiba.com、競馬スピリッツ、ウマニティに提供した予想は◎△で馬単1万210円的中。予想文を転載します。
「◎ゴールドシップは『ステイゴールド×メジロマックイーン』。これはオルフェーヴル(三冠、有馬記念、宝塚記念)、ドリームジャーニー(有馬記念、宝塚記念、朝日杯フューチュリティS)と同じ組み合わせのニックス。昔ながらの図太いステイヤーで、高速馬場には向かないタイプ。しかし、時計のかかる中長距離戦、とくに上がりを要するレースでは安定している。阪神芝では過去5戦して[4・1・0・0]。京都のような時計勝負・上がり勝負にはならないため、崩れることなく安定して好成績を残している。宝塚記念はステイゴールド産駒が圧倒的に強く、09年ドリームジャーニー、10年ナカヤマフェスタ、12年オルフェーヴル、13年ゴールドシップと、過去5年間に4勝。このうち3頭は『ステイゴールド×メジロマックイーン』の組み合わせであり、ゴールドシップは昨年に続いての連覇に挑戦する。今年は速いペースになりそうもない。しかし、これだけのメンバーだけに直線だけの上がり勝負になることも考えられず、レースの動き出しが早くなってロングスパートの底力勝負となるはず。切れ味よりもスタミナが問われる厳しいレースとなるだろう。この馬が最も得意とする展開だ。稽古の動きは万全で、コース適性はきわめて高く、レース展開も向く可能性が高いとなれば本命を打ちたい。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009102739/
横山典弘騎手が週中に出した「馬の邪魔をしないこと。機嫌を損ねないかがポイント」というコメントから、後方ポツンになるのでは……と危惧していたのですが、スタート後のホームストレッチで馬なりのまま好位につけたのを見て、今回は大丈夫だろうと思いました。
今年の1000m通過は62秒4。昨年の58秒5に比べるとだいぶ遅いのですが、昨年はシルポートが単騎大逃げの展開だったので、ゴールドシップ自身のペースは昨年も今年も大きな違いはありません。上がり3ハロンは2年連続で35秒2。上がりが掛かる競馬になるとゴールドシップの独壇場で、ほかの馬が苦しがって脚いろが鈍る直線半ば、この馬だけが涼しい顔で伸びてきました。これがゴールドシップの真骨頂です。
阪神芝では[5・1・0・0]。消耗戦に強いスタミナタイプ、というこの馬の持ち味が最大限に発揮されるコースだからこそ、良績を残しています。同じくこの馬向きのコースである中山芝では[2・0・1・0]。スランプから脱していなかった昨年暮れ有馬記念でさえ3着と健闘しており、現在は心身ともに立ち直ったので、今年の有馬記念はよほどのことがないかぎり連は外さないのではないかと思います。
○ウインバリアシオン(2番人気)は7着。岩田騎手は「走りにくそうにしていました。いつもの反応がありませんでした」(ラジオNIKKEI競馬実況web)とコメントしています。馬場が合わなかったのかもしれませんが、思ったよりも走れませんでした。この馬のベスト条件はもう少し長めの距離で上がりの速いレースなのでしょう。
△カレンミロティック(9番人気)は好位3番手でうまく立ち回って2着確保。逃げたヴィルシーナ(8番人気)が3着に粘っているように、今回は位置取りの利があったのは確かですが、馬が充実してきているのも見逃せません。前走からの上昇がいちばん目立った馬でもありました。今回の上がり3ハロンは35秒8。ペースはさほど速くなかったのですが、馬場コンディションの影響か差すのも難しいという競馬で、切れはないけれどしぶとさが身上の中距離馬タイプ、というこの馬の持ち味がうまく発揮されました。
http://youtu.be/IWjOoUXJ3AE
netkeiba.com、競馬スピリッツ、ウマニティに提供した予想は◎△で馬単1万210円的中。予想文を転載します。
「◎ゴールドシップは『ステイゴールド×メジロマックイーン』。これはオルフェーヴル(三冠、有馬記念、宝塚記念)、ドリームジャーニー(有馬記念、宝塚記念、朝日杯フューチュリティS)と同じ組み合わせのニックス。昔ながらの図太いステイヤーで、高速馬場には向かないタイプ。しかし、時計のかかる中長距離戦、とくに上がりを要するレースでは安定している。阪神芝では過去5戦して[4・1・0・0]。京都のような時計勝負・上がり勝負にはならないため、崩れることなく安定して好成績を残している。宝塚記念はステイゴールド産駒が圧倒的に強く、09年ドリームジャーニー、10年ナカヤマフェスタ、12年オルフェーヴル、13年ゴールドシップと、過去5年間に4勝。このうち3頭は『ステイゴールド×メジロマックイーン』の組み合わせであり、ゴールドシップは昨年に続いての連覇に挑戦する。今年は速いペースになりそうもない。しかし、これだけのメンバーだけに直線だけの上がり勝負になることも考えられず、レースの動き出しが早くなってロングスパートの底力勝負となるはず。切れ味よりもスタミナが問われる厳しいレースとなるだろう。この馬が最も得意とする展開だ。稽古の動きは万全で、コース適性はきわめて高く、レース展開も向く可能性が高いとなれば本命を打ちたい。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009102739/
横山典弘騎手が週中に出した「馬の邪魔をしないこと。機嫌を損ねないかがポイント」というコメントから、後方ポツンになるのでは……と危惧していたのですが、スタート後のホームストレッチで馬なりのまま好位につけたのを見て、今回は大丈夫だろうと思いました。
今年の1000m通過は62秒4。昨年の58秒5に比べるとだいぶ遅いのですが、昨年はシルポートが単騎大逃げの展開だったので、ゴールドシップ自身のペースは昨年も今年も大きな違いはありません。上がり3ハロンは2年連続で35秒2。上がりが掛かる競馬になるとゴールドシップの独壇場で、ほかの馬が苦しがって脚いろが鈍る直線半ば、この馬だけが涼しい顔で伸びてきました。これがゴールドシップの真骨頂です。
阪神芝では[5・1・0・0]。消耗戦に強いスタミナタイプ、というこの馬の持ち味が最大限に発揮されるコースだからこそ、良績を残しています。同じくこの馬向きのコースである中山芝では[2・0・1・0]。スランプから脱していなかった昨年暮れ有馬記念でさえ3着と健闘しており、現在は心身ともに立ち直ったので、今年の有馬記念はよほどのことがないかぎり連は外さないのではないかと思います。
○ウインバリアシオン(2番人気)は7着。岩田騎手は「走りにくそうにしていました。いつもの反応がありませんでした」(ラジオNIKKEI競馬実況web)とコメントしています。馬場が合わなかったのかもしれませんが、思ったよりも走れませんでした。この馬のベスト条件はもう少し長めの距離で上がりの速いレースなのでしょう。
△カレンミロティック(9番人気)は好位3番手でうまく立ち回って2着確保。逃げたヴィルシーナ(8番人気)が3着に粘っているように、今回は位置取りの利があったのは確かですが、馬が充実してきているのも見逃せません。前走からの上昇がいちばん目立った馬でもありました。今回の上がり3ハロンは35秒8。ペースはさほど速くなかったのですが、馬場コンディションの影響か差すのも難しいという競馬で、切れはないけれどしぶとさが身上の中距離馬タイプ、というこの馬の持ち味がうまく発揮されました。
- 2014.06.30 Monday
- 回顧
- 01:25
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- by 栗山求
ディープとの適性の差が面白いですね。