パーフェクト種牡馬辞典


26歳にして勝利を挙げたジヨンキユ


9月21日、ばんえい帯広競馬で、コトブキライアンが14歳5ヵ月で勝利を挙げ、ばんえい競馬史上最高齢勝利の記録を達成しました。

通算成績は429戦36勝。NARのサイトで出走履歴を見たところ眩暈がしてきました。02年6月の初出走から約12年間、ほぼ休みなく走り続けた記録があまりにも長大で、画面をしばらくスクロールしてもなかなか終わりが見えてきません。いまはなき岩見沢、旭川、北見における出走歴もあります。出走回数ではすでにばんえい競馬史上最多記録を更新しています。

1989年に刊行された『北の蹄音』(道新スポーツ編)という本があります。「ホッカイドウ競馬四十年史」というサブタイトルがついているように、ホッカイドウ競馬が歩んできた歴史をふりかえったもので、人や馬のさまざまな出来事が網羅されています。そのなかでもとくに驚いたのは最高齢出走についての話題です。

1951年(昭和26年)、帯広競馬場の速歩レースに、26歳の牝馬が出走しました。名は「ジヨンキユ」。父クレベル、母ジヨンキヰユデボアはいずれもアングロノルマン種です。1925年(大正14年)に誕生し、繁殖牝馬としてすでに11頭の子を産んでいたのですが、馬不足により競走にかり出された、とのことです。

1937年(昭和12年)の東京優駿大競走(日本ダービー)を制した名牝ヒサトモ(トウカイテイオーの6代母)が、引退後約10年を経て、戦後の馬が少なかった時期に競走に復帰した例がありました。ヒサトモは高齢でトレーニングをした無理がたたったのか、浦和競馬場で心臓麻痺を起こし、16年の生涯を閉じました。

26歳で復帰したジヨンキユは、なんと2着以下を100m引き離して優勝。1着賞金4500円を獲得したとのことです。とんでもない“スーパーお婆さん”です。これ以降、ジヨンキユの出走記録はありません。

2014年現在、26歳の牝馬といえば、シスタートウショウ、イソノルーブル、スカーレットブーケなど。これらが競走に復帰するなど想像すらできません。イソノルーブルはすでに死んでいます。

コトブキライアンの新記録達成の映像はないのですが、12年に行われたエキシビションレース「第3回マスターズカップ」の映像は YouTube にアップされています。いちばん手前のゼッケン9番がコトブキライアンです。見事勝利を挙げたのですが、公式戦ではないので生涯成績にはカウントされていません。
http://youtu.be/noT_fmAW9Wc



コメント
どうでもいい事ですが今週は23時59分更新が多いですね
  • ミラクル
  • 2014/09/27 2:26 PM
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