パーフェクト種牡馬辞典


フラワーCはエンジェルフェイス


好スタートから積極的にハナを切った◎エンジェルフェイス(1番人気)がマイペースに持ち込み、△ゲッカコウ(2番人気)以下の追撃を振り切って逃げ切りました。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013102317/

未勝利戦を勝ち上がったばかりにもかかわらず1番人気に推されたのは、前走の勝ちっぷりが優秀であることと、姉2頭が重賞勝ち馬という血統でしょう。その期待に応えてみせました。

福永騎手は落馬事故から復帰後、阪神大賞典に続いて2つめの重賞制覇です。戻ってきた当初は感覚を取り戻すのに苦労しているように見受けられたのですが、だんだん調子を上げてきて、この3日間開催は21鞍に騎乗して[7−1−3−10]という成績。複勝率は5割を超えました。フラワーCでの先手の主張の仕方は絶妙で、1コーナーを回ってジワッとハナに立ったあたりでほぼ勝てるのではないかと予感させました。全姉レディアルバローザ、半姉キャトルフィーユの背中を知っているというのも強みでしょう。これから始まるG1シリーズでも好プレーを期待したいですね。

netkeiba.com に提供した予想は◎△で馬単1760円的中です。

「◎エンジェルフェイスは『キングカメハメハ×テハノラン』という組み合わせ。全姉レディアルバローザは同じ中山芝1800mで行われる中山牝馬S(G3)を勝ち(2連覇しているものの1年目は阪神開催)、半姉キャトルフィーユ(父ディープインパクト)も同レースで2着の成績がある(重賞勝ちは札幌芝1800mのクイーンS)。小回りの芝1800mに高い適性を持つファミリーだ。本馬が勝ち上がった前走の未勝利戦は外回りの芝1800m。ゴール前ではジョッキーが後続を振り返るほどの大楽勝だったが、小回りの中山コースに替わってさらに持ち味が活きる可能性が高い。母ワンフォーローズは北米で27戦15勝、カナダ最優秀古牝馬に3回選ばれた名牝。ここは格上挑戦となるが、素質的にはまったく見劣らず、適性の高さを活かして勝ち負けに絡んでくるだろう」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013102317/



『競馬王のPOG本』の「栗山ノート」で推奨しました。また、血統屋の『POG好配合馬リスト2014』で望田潤さんが推奨した馬でもあります。

配合については、12年3月13日のエントリー「中山牝馬Sはレディアルバローザ」から引用します。

………………………………………………………………………………………
母ワンフォーローズは北米で27戦15勝、カナダ最優秀古牝馬に3回選ばれた名牝です。ケイアイファームが約1億円で購買し、日本に連れてきたのですが、これはいい買い物になりました。

母の父 Tejano Run はG1勝ちこそないものの、ケンタッキーダービー2着の成績があります。Caro 系に属しているため柔らかさがあり、ダートだけでなく芝適性もありました。4歳時にはブラジル出身の名馬 Sundpit を破ってフォートハロッドS(米G3・芝8f)を勝っています。98年から05年まではアメリカで繋養され、06年からカナダに移り、昨年死亡しました。生涯を通じてそう目立った成績を挙げたわけではないのですが、北米の尺度ではなく、日本向きの資質で考えるとそれなりの可能性を秘めていたように思います。

Tejano Run の代表産駒はワンフォーローズとディオニージア(伊オークス馬)。後者は社台ファームが輸入しています。

ワンフォーローズの血統は、おかしな血が入っていないこと、アシスト型の名血が散りばめられていること――この2点が評価できます。3代前に並んだ4頭の種牡馬、すなわち Caro、Wavering Monarch、Sir Gaylord、Sauce Boat はすべていいですね。スピードあり重厚なスタミナありで、バランスも取れており、個人的に好みのタイプです。繁殖牝馬として今後も注目したい存在です。
(中略)
The Dancer=Kazadancoa 4×4という同血クロスは鮮やかです。ちなみに、Kazadancoa は昨年の3月まで33歳の長命を保ちました。

キングカメハメハは「Nothern Dancer+Seceretariat」の構成を持つ血と相性が良好、ということを当ブログで何度か書いたことがあります。本馬はその条件には当てはまらないものの、Secretariat の半兄で相似な血でもある Sir Gaylord を持っているので、方向性としてはいいと思います。サンデーサイレンスを持っていないので繁殖牝馬としても楽しみです。
………………………………………………………………………………………

レディアルバローザと本馬は全姉妹なので、よく似たタイプになるのは分かるのですが、父がディープインパクトで配合がまったく異なるキャトルフィーユまでほぼ似たようなキャラクターです。母ワンフォーローズは自身の特徴を頑固に伝えます。孫の代にもそれが受け継がれるのか注目してみたいところです。

素質は2頭の姉にまったく見劣らないと思うので、目先のクラシックはともかく、大事に使っていけばこの先いくつか重賞を勝てるのではないかと思います。とくに小回りコースの芝1800mではつねに重い印を打ちたい馬です。



コメント
あれっ日曜の阪神大賞典は福永騎手勝ってましたよね?3日間開催なのでごっちゃになってそうですが
  • ミラクル
  • 2016/03/24 4:08 PM
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック



プロフィール

カレンダー

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>

最近の記事

カテゴリー

アーカイブ

recent comment

  • ディープインパクト死す
    ヒデハヤテ
  • 明日夜に『KEIBAコンシェルジュ』に出演します
    けいすけ
  • 「一口馬主好配合馬ピックアップ」でジーワンを6頭ピック
    SuKe
  • 競馬道OnLineプレミアム予想 3月30、31日分
    栗山求
  • 本日夜に『KEIBAコンシェルジュ』に出演します
    メロン
  • 『競馬場の達人』に出演します
    10年目だけど初心者馬券師まつ
  • 競馬道OnLineプレミアム予想 3月30、31日分
    ohu-nob
  • 『競馬場の達人』に出演します
    梅こんぶ
  • 『競馬場の達人』に出演します
    Y子
  • 「一口馬主好配合馬ピックアップ」でニューワールドRを追加ピック
    栗山求

recent trackback

LINK

検索

携帯

qrcode