パーフェクト種牡馬辞典


タイムフォームが Frankel に史上最高の暫定「147」を付ける


ロイヤルアスコットのオープニングレースに組まれたクイーンアンS(英G1・芝8f)で歴史的な快挙が達成されました。

圧倒的な1番人気で出走した Frankel が後続をぶっちぎって11馬身差の圧勝。昨年の英2000ギニー(G1)やサセックスS(英G1)も凄いレースでしたが、今回は驚きを通り越して口をポカ〜ンと開けて眺めるだけでした。通算成績は11戦全勝です。
http://www.youtube.com/watch?v=AYzOb8kZTJw

かつてラリー・バードがマイケル・ジョーダンを評して「あれはマイケル・ジョーダンの姿をした神だった」と語りましたが、今回のレースはまさに「Frankel の姿をした神」でした。
http://www.pedigreequery.com/frankel3



タイムフォームの暫定レーティングは「147」。Sea-Bird の145を凌ぐ史上最高値です。自分が生きている間にこんな数字が見られるとは思いませんでした。史上最強馬のレースをこの目で観ないと後々後悔すると思うので、夏か秋にぜひイギリスに行きたいものですが……。



コメント
栗山さんこんばんは!!

フランケルはやはり怪物すぎて次元が違いますね!

栗山さんの相馬眼では日本の馬場適正はあると思いますか?

是非とも来年の安田記念に参戦してほしいですよね~(^o^)


  • 馬っち
  • 2012/06/20 8:49 PM
暫定とはいえすごいですね。まったくの楽勝で、次元が2つぐらい違う気がします。
もはや突然変異と言いたくなりますが、Frankelのこの強さ、血統的に説明するとなると、どうなりますでしょうか。
他馬についてのエントリーでFrankelの名前が出てきたことはあっても、Frankel自身の血統解説はなかったように思いまして、、、もし解説済みならすみません。
  • Frankelstein
  • 2012/06/20 10:56 PM
>馬っち様

おはようございます。もし Frankel に良馬場の東京芝1600mをいきなり走らせたら……う〜ん、たぶん、日本の馬が勝つと思います。でも Frankel のことですからなんとかしちゃうかもしれませんね〜。ぜひ見てみたいです。
>Frankelstein 様

2着の Excelebration は昨年のムーランドロンシャン賞(仏G1)の勝ち馬ですから強豪です。それをまるで未勝利馬を相手にするように問題にしないのですからケタが違います。

Frankel は「Galileo×デインヒル」という有名なニックス配合から誕生しています。これが名馬たらしめた理由のかなりの部分を占めることは間違いないと思います。特徴的なのは、それ以外の血統がまったくマイラーらしくないということです。

2代母は「Rainbow Quest×Stage Door Johnny」。これだけを見ると完全なスタミナタイプで、軽快さよりも重厚さを伝える血統です。母 Kind はこうした血統の母を持ちながら、気性的な影響でスプリント路線を歩みました。こうした強度のスタミナ的要素が Frankel のスピードの持続力になにかしら特別な味付けを施したのではないか、という気がします。

とくに Rainbow Quest。ビートブラックにも含まれるスタミナ血統ですが、スピード血統と和合性が優れ、スピードの持続力を補強するスタミナ血統としてはベストではないかと考えています。最近のスピード馬では、Rocket Man や Dabirsim、今年の愛1000ギニー馬 Samitar、愛2000ギニー馬 Power などにも含まれています。

あれほどの傑出した能力が誕生した理由となると、合理的な説明は不可能であり、神のみぞ知るというべきでしょう。何を書いても説得力はありませんが、とりあえず現時点では上記のようなことを考えています。
ありがとうございます。
まさに、「天の配剤」と言うべき奇跡かもしれませんね。

スタミナと言うとつい「距離が持つ」という発想をしてしまいますが、本質的には、速いスピードを長く持続するのに必要なのがスタミナですものね。Frankelのレースを見ていると、確かにスピードというよりは圧倒的なスタミナを感じます。彼にとって馬群の速度はなんらスタミナを削るものではないのでしょう。だからこそ、勝負どころで他馬には不可能な速度でドン!と加速できるんだと思います。思えば、ディープインパクトを見ていた時にも同じようなことを感じました。Frankelの走りはそれをさらに高い次元で融合させたような、そんな印象を受けますね。加えて強靭なパワーも備えている。
そこへ、母から前向きな気性を受け継ぎ、短い距離で開花した、というわけでしょうか。逆に言うと、気性次第ではチャンピオンディスタンスでも圧倒的な力を示すことは可能であろう、とも想像できますね。これから距離を伸ばしていくようですが、楽しみでなりませんね。

栗山さんが配合論でよくスピードとスタミナはどちらを欠いてもいけないと示唆されているように、良質なスタミナ血統は高い能力のために不可欠ですから、そうした血統がスピード化の潮流で廃れてしまわないか心配です。でないと、こういった怪物的能力を持った馬は現れないでしょうから。
  • Frankelstein
  • 2012/06/22 2:10 AM
お邪魔します。
フランケルの強さを考察すると、気性に配慮したレース選択にあると思います。
私は常々、前に行きたがる気性の馬は、2000M以上のレースに向いていないので、1600M以下のレースのみ使うべきだと考えていますが、日本では未だに、行きたがる気性の馬を、2000M以上のレースに出す傾向が強いです。
要するに、フランケルの強さは、前に行きたがる気性に配慮したレース選択の結果、馬が敗戦によるストレスを受けないため、怪物としての能力を維持できていると思います。
仮にフランケルが日本に来てくれるなら、この馬を倒せそうなのは、今年のダービー馬ブリランテです。
まず、フランケルに勝つためには、フランケルの前でハイペースの競馬をし、且つ、一定以上の速い上がりも同時に繰り出さなければなりません。ブリランテは、ハイペースのダービーを前の位置で走りながら、上がり3ハロンを34秒5で走破しています。
前で競馬をする馬が、2000M以上のレースで、上がり3ハロンを34秒台で走破できるということは、相当な能力だと思います。
フランケルに勝つために、1600Mをハイペースで逃げた場合、日本の短距離馬では潰れるので、マイル適性のありそうな中距離馬を出す以外、方法はないと思います。
  • Y子
  • 2012/06/23 12:56 AM
>Frankelstein 様

Frankel の距離適性は、気性面がネックとなって現状マイルまでにとどまっているだけで、潜在的にはもっとこなせる馬でしょうね。ですから、種牡馬となったときには、2400m向きの産駒も出せるのではないかと思います。Darshaan あるいは Caerleon が入った繁殖牝馬から英ダービー馬が出るのではないかと予想しますが、はたして……。
>Y子様

昨年のロイヤルアスコットで、サクラバクシンオー産駒のグランプリボスが出走して大きく負けてしまいましたが、タフな馬場でスピードを持続するには相応のスタミナが必要ですから、ちょっと厳しかったですね。府中のマイルで Frankel VS ディープブリランテ。これはぜひとも見たみたいですね〜。
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