冬場の荒れ芝は得意、ネオユニ産駒の正統派オメガユニコーン
土曜中山6Rの新馬戦(芝2000m)は、後方から大外を通って進出した◎オメガユニコーン(3番人気)が直線でしぶとく抜け出しました。
http://www.youtube.com/watch?v=tJF0ZH1esBs
『ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト』に提供した予想は◎のみ的中。予想文を転載します。
http://www.blood-b.com/
「◎オメガユニコーンは『ネオユニヴァース×スピニングワールド』という組み合わせ。母方にヌレイエフ、ダンジグ、ミスタープロスペクターを併せ持つネオユニヴァース産駒なのでダービー馬ロジユニヴァースとよく似た配合パターンとなっている。ネオユニヴァース産駒は中山芝2000mの新馬戦で連対率30.4%(69戦21連対)と抜群の実績を誇り、雪の影響で馬場が重くなっているのも好材料だ。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103715/
ネオユニヴァース産駒は中山芝2000mを得意としています。3歳のクラシック戦線では過去に皐月賞(G1)と弥生賞(G2)を2勝ずつしています。予想文に「中山芝2000mの新馬戦で連対率30.4(69戦21連対)」と記しましたが、これは全競馬場における芝2000mの新馬戦の成績で、中山芝2000mの新馬戦では連対率28.6%です。お詫びして訂正いたします。
中山芝2000mの新馬戦は寒い時期にしか組まれていないため、洋芝と野芝が混さったパワーを必要とする馬場で行われます。それも合うのでしょう。ネオユニヴァース産駒の最大のウィークポイントはスピードがないこと。高速決着が苦手なので、スピードが出る野芝オンリーの開催よりも、洋芝が混ざった寒い時期の開催で本領を発揮します。馬場が荒れていたり、雨を含んで時計が掛かったりするとなおいいですね。
1回中山と2回中山はまさにそんな馬場になることが多く、この2開催に限ると、連対率は40.0%とさらに跳ね上がります。ピサノカルティエ、ヴァーゲンザイル、エチゴイチエなど、この条件で馬券になった馬たちの姿が脳裏に蘇ります。単勝回収率135%、複勝回収率312%なので馬券的にも買える条件です。
オメガユニコーンはロジユニヴァースと配合構成がよく似ています。
ロジユニヴァースはネオユニヴァースの初年度産駒で、圧倒的なパワーを武器に不良馬場の日本ダービーを制覇しました。あれから4年。かつての栄光は遠く、もはや過去の馬になってしまった感はありますが、その配合はいまだにネオユニヴァース産駒の成功パターンのスタンダードといえるものです。ロジユニヴァースの配合に近いものはたいてい成功し、たとえばヴィクトワールピサ(皐月賞、有馬記念、ドバイワールドC)などはその代表格です。
オメガユニコーンは、Danzig、Mr.Prospector、Nureyev を併せ持っているので、ロジユニヴァースときわめてよく似た配合構成です。組み合わせ血統表には表示されませんが、オメガユニコーンには Halo≒Sir Ivor 3×6があり、これはロジユニヴァースの Halo 3×5と重なります。付け加えれば、母の父スピニングワールドは先週の京都未勝利戦(ダ1800m)で強い勝ち方をしたゲームフェイス(父ネオユニヴァース)の母ミュージーとよく似た構成です。要するにこういう血が入ると走るということです。ネオユニヴァース産駒の配合としては正統派なので、この先も注目していきたい馬です。
http://www.youtube.com/watch?v=tJF0ZH1esBs
『ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト』に提供した予想は◎のみ的中。予想文を転載します。
http://www.blood-b.com/
「◎オメガユニコーンは『ネオユニヴァース×スピニングワールド』という組み合わせ。母方にヌレイエフ、ダンジグ、ミスタープロスペクターを併せ持つネオユニヴァース産駒なのでダービー馬ロジユニヴァースとよく似た配合パターンとなっている。ネオユニヴァース産駒は中山芝2000mの新馬戦で連対率30.4%(69戦21連対)と抜群の実績を誇り、雪の影響で馬場が重くなっているのも好材料だ。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103715/
ネオユニヴァース産駒は中山芝2000mを得意としています。3歳のクラシック戦線では過去に皐月賞(G1)と弥生賞(G2)を2勝ずつしています。予想文に「中山芝2000mの新馬戦で連対率30.4(69戦21連対)」と記しましたが、これは全競馬場における芝2000mの新馬戦の成績で、中山芝2000mの新馬戦では連対率28.6%です。お詫びして訂正いたします。
中山芝2000mの新馬戦は寒い時期にしか組まれていないため、洋芝と野芝が混さったパワーを必要とする馬場で行われます。それも合うのでしょう。ネオユニヴァース産駒の最大のウィークポイントはスピードがないこと。高速決着が苦手なので、スピードが出る野芝オンリーの開催よりも、洋芝が混ざった寒い時期の開催で本領を発揮します。馬場が荒れていたり、雨を含んで時計が掛かったりするとなおいいですね。
1回中山と2回中山はまさにそんな馬場になることが多く、この2開催に限ると、連対率は40.0%とさらに跳ね上がります。ピサノカルティエ、ヴァーゲンザイル、エチゴイチエなど、この条件で馬券になった馬たちの姿が脳裏に蘇ります。単勝回収率135%、複勝回収率312%なので馬券的にも買える条件です。
オメガユニコーンはロジユニヴァースと配合構成がよく似ています。
ロジユニヴァースはネオユニヴァースの初年度産駒で、圧倒的なパワーを武器に不良馬場の日本ダービーを制覇しました。あれから4年。かつての栄光は遠く、もはや過去の馬になってしまった感はありますが、その配合はいまだにネオユニヴァース産駒の成功パターンのスタンダードといえるものです。ロジユニヴァースの配合に近いものはたいてい成功し、たとえばヴィクトワールピサ(皐月賞、有馬記念、ドバイワールドC)などはその代表格です。
オメガユニコーンは、Danzig、Mr.Prospector、Nureyev を併せ持っているので、ロジユニヴァースときわめてよく似た配合構成です。組み合わせ血統表には表示されませんが、オメガユニコーンには Halo≒Sir Ivor 3×6があり、これはロジユニヴァースの Halo 3×5と重なります。付け加えれば、母の父スピニングワールドは先週の京都未勝利戦(ダ1800m)で強い勝ち方をしたゲームフェイス(父ネオユニヴァース)の母ミュージーとよく似た構成です。要するにこういう血が入ると走るということです。ネオユニヴァース産駒の配合としては正統派なので、この先も注目していきたい馬です。
- 2013.01.25 Friday
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- 01:28
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- by 栗山求