パーフェクト種牡馬辞典


ドキュメント72時間「高知 競馬場に夢が咲く」


6月28日夜、NHK総合で放送された「高知 競馬場に夢が咲く」というドキュメンタリーは心に残る秀作でした。『ドキュメント72時間』という枠で週替わりに放送される作品の1本です。

ふだん、競馬と名の付く番組は片っ端から録画予約しています。じっくり観る時間はないので、たいてい雑事を片付けながらチラ見し、つまらなければ早送りしたり消去しているのですが、今回は始まって数分で仕事の手が止まり、いつのまにか見入っていました。

高知競馬場の72時間を切り取った作品です。南国の陽光が降りそそぐ古ぼけた競馬場。時間が止まったような鄙びた風景のなかを馬が走り、喚声が湧き、いくつかの人生模様が展開していきます。ハルウララのブームはとうに過ぎ去り、熱のない閑散としたスタンドに集う訳ありの人々。隠居老人、失業者、大金を賭ける謎の美女、無名馬の追っかけ、癌に冒された老人とその妻、福山競馬の廃止により失業した元厩務員……。それぞれの人生の断面が不思議な余韻を残します。

馬が走り、それにお金を賭けるのが競馬です。しかし、それはごく表面的なことに過ぎません。競馬場に来る理由は人それぞれ。賭けているものはお金だけではありません。競馬というものの懐の深さと豊かさが鮮やかに描かれているからこそ、印象的な作品になっていると感じました。

NHKオンデマンドで視聴することができます。



コメント
この番組をみて気づかされたことがたくさんあります。
私事ですが3歳から28歳までを高知で過ごしました。初めて馬という生き物に出会ったのもこの土地の浜辺でのことです。でも正直言ってこの土地が好きではありませんでした。この番組をみるまでは。
一昨年初めて高知競馬場に行ってもなお漠然としていた高知に対する想いが、番組をみてはっきり言葉に表せるものになりました。
高知のどんなところが嫌いだったのか、逆にどんなところが愛すべきところなのか…
単に食べ物が美味しいというだけではなく、高知のいいところっていったい何なのか…
人生40年にして初めて自分なりの答えを見つけられました。
これもひとえに競馬のおかげなんですよね。
現在は『ふるさとは遠きにありて想うもの』という状態ですが、次回高知に出かけることがあれば、また違った気持ちであの土地と向き合えることでしょう。
長文失礼いたしました。
  • Mei
  • 2013/07/08 9:40 PM
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