パーフェクト種牡馬辞典


『KEIBAコンシェルジュ』に本日出演


グリーンチャンネルで毎週土曜19時30分〜21時00分に放映されている『KEIBAコンシェルジュ』。本日、1月14日(土)放送分に出演したのですが、告知を忘れておりました。再放送は以下のとおりです。よろしくお願いいたします。

14日(土)
23時30分〜01時00分

15日(日)
03時30分〜05時00分
07時30分〜09時00分




1月5、7、8日の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報


■『2016〜17年種牡馬別好配合馬リスト ディープインパクト編』で栗山求が推奨したヴィニー(牝3歳)が木曜京都5R未勝利戦(芝2200m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

○ヴィニー(牝・母コケレール)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105915/
セレクトセール1歳で落札価格1億3500万円。昨年推奨したラヴィエベールの全妹で、母はサンタラリ賞(仏G1・芝2000m)の勝ち馬。母の父 Zamindar は無敗で凱旋門賞を制した女傑 Zarkava の父として知られている。The Minstrel≒Nijinsky 3×3という4分の3同血クロスが施された母は Zarkava と同パターンの配合で、父は Northern Dancer の強いクロスを持つ繁殖牝馬と好相性を示しているので好ましい。2代母の父 Caerleon は父と相性が良好で、このパターンからダノンシャーク、ジョワドヴィーヴル、トーセンレーヴ、カミノタサハラなど多くの活躍馬が出ている。母方の奥にヨーロッパ的な重厚さも感じられるので、府中の長い直線に向いたクラシック配合だろう。(栗山)

■木曜京都11R京都金杯3着 フィエロ(ディープ・望田)




明けましておめでとうございます


2016年は競馬の売り上げがさらに上昇し、年間を通じて病気をすることなく競馬を楽しめたのでいい1年でした。おかげさまで仕事のほうも順調で、イベントやテレビ出演の回数は増え、『パーフェクト種牡馬辞典』と『血統史たらればなし』を出版し、北海道へは月平均で2回以上行って多くの方々と交流することができました。感謝の言葉しかありません。

あちこちを飛び回って仕事に追われる日々を過ごしているため、余力でやっている当ブログはますます更新の頻度が下がってきてしまいました。決して怠けているわけでも飽きたわけでもなく、物理的に時間が取れないだけであることをご理解いただければ幸いです。競馬に対するのめり込み方は年々最高値を更新しており、365日競馬漬けの日々を送っております。この年末年始も原稿を書きながら過ごしていました。ちなみに、締め切りに追われて時間的な余裕がなく、まだ年賀状を書いておりません。これから書きます^^

2017年もいろいろな現場に足を運び、多くの方々に出会い、知見を深められたら、と考えております。当ブログの読者の皆さまには心から感謝しております。本年もどうぞよろしくお願いいいたします。




有馬記念はサトノダイヤモンド


最終コーナーを回って△キタサンブラック(2番人気)、△ゴールドアクター(3番人気)、◎サトノダイヤモンド(1番人気)の激しい追い比べとなり、外のサトノダイヤモンドが内で粘るキタサンブラックをゴール直前でクビ差とらえました。
https://youtu.be/d2xubD37OIg?t=2m4s



木曜夜から金曜未明に降った雨の影響で、馬場は良発表とはいえパワーを要し、なおかつ前が残りやすいという昔の中山芝に戻ったようなコンディションでした。

レース後、里見治オーナーは、「さすがに4歳馬は強いと思いましたね」と語りました。「もっと楽に勝てると思ったんだけど」。キタサンブラック、ゴールドアクターの2頭は、高速型かパワー型かといえば後者に属します。サトノダイヤモンドも渋った馬場は得意なほうですが、池江調教師が語るように馬体はまだ未完成で、ガチンコのパワー勝負となると馬体が完成している古馬はやはり手強いものです。パンパンの良馬場ならオーナーの言うとおりもっと楽に勝てた可能性はあるでしょう。

有馬記念を1番人気で勝った3歳馬は、イシノヒカル(72年)、トウショウボーイ(76年)、シンボリルドルフ(84年)、ナリタブライアン(94年)、オルフェーヴル(11年)、ゴールドシップ(12年)に次いで7頭目。過去6頭中4頭がJRA顕彰馬に選出されているように、ごく限られた名馬しか達成できない偉業です。

ただ、仮に1〜3着の着順が入れ替わっていたとしても、名勝負であったことに変わりはないと思います。2周目の向正面でサトノダイヤモンドがキタサンブラックの直後につけたときには「おおーっ!」というどよめきが起こりました。3頭とも持ち味を出し切った素晴らしいレースだったと思います。

ルメール騎手は午前中からもうひとつ乗れていない印象があったのですが、リーディングジョッキー争いで戸崎騎手に敗れたことが確定したあと、第9RホープフルS(G2)をレイデオロで勝って本来の自分を取り戻した感がありました。有馬記念の勝利は特別なものだったのでしょう、カメラの放列の前で喜びを爆発させました。



予想は◎△△で馬単770円、3連単3940円的中。予想文を転載します。

「◎サトノダイヤモンドは『ディープインパクト×オーペン』という組み合わせ。母マルペンサは南米アルゼンチンで芝・ダートを問わず活躍し、2000mのG1を3勝(芝1勝、ダート2勝)した名牝。母方にダンジグ、アリダー、ノーザンダンサーのクロスを持つディープ産駒は本馬のほかにドナウブルーとジェンティルドンナの姉妹、ミッキーアイル、サザナミなどが出ており、連対率は50%を超える。好配合に由来する中距離能力はディープインパクト産駒としては歴代屈指のものを秘めていると思われる。日本ダービーはレース中に落鉄するアクシデントがなければ勝っていた可能性が高い。過去10年間、菊花賞を勝って有馬記念に臨んだ3歳馬は、競走を中止したスリーロールスを除けば[2−0−1−0]。一度も馬券圏内を外していない。中山コースでは皐月賞3着という成績があるが、このときは後方待機組が台頭する超ハイペースで、1、2着馬に比べると位置取りが厳しく、トライアルを使わずきさらぎ賞からぶっつけ本番となったことで体調面も万全とはいえなかった。器用さがあるので中山適性に関しては問題なく、もちろん距離に関しても不安はない。おそらくキタサンブラックをマークして好位につけ、最後の直線で交わしにかかるという競馬になると思われるが、ここにきての充実ぶり、一枚上の切れ味から考えて、その青写真どおりに行くはずだ」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013106101/



『2015〜16年種牡馬別好配合馬リスト ディープインパクト編』で推奨した馬であり、この馬が落札されたセリの様子については13年7月10日のエントリー「セレクトセール2013:2日目」をご参照ください。当歳時の画像もあります。

予想文に記したとおり、母マルペンサは南米アルゼンチン産馬で、現役時代にコパデプラタ大賞(亜G1・芝2000m)、クリアドレス大賞(亜G1・ダ2000m)、ヒルベルトレレナ大賞(亜G1・ダ2000m)などを制した名牝です。

母の父 Orpen はモルニ賞(仏G1)の勝ち馬で、愛2歳チャンピオンに輝きました。クールモアで種牡馬となり、アイルランドとオーストラリアで供用され、05年からシャトル種牡馬となってアルゼンチンでも供用されました。亜年度代表馬 Lingote de Oro をはじめ多くの活躍馬を送り出し、2010年に同国のリーディングサイアーとなっています。Natalma のファミリーに属し、かつ Natalma のクロスを持ち、Ribot 系の血を持っているので、大種牡馬デインヒルと配合構成が似ています。父 Lure は「Danzig×Alydar」なのでジェンティルドンナの母の父 Bertolini と同じ組み合わせです。





ディープインパクトは柔らかさを伝える種牡馬で、馬体のサイズは小さく、晩成傾向も見られます。したがって、大柄、早熟、硬質なアメリカ血統を入れるのは常套手段で、Storm Cat やフレンチデピュティとの相性の良さはそうした部分が大きいと思います。Danzig、Alydar、Northern Dancer クロスを持つ母マルペンサは配合相手として申し分ないところで、前述のとおり Lure と Bertolini は同じ組み合わせなので、マルペンサとドナブリーニ(ドナウブルーとジェンティルドンナの母)は配合構成がやや似ています。



また、ヴィルシーナ&ヴィブロス姉妹の母ハルーワスウィートとも似た構成です。サトノダイヤモンド自身は Halo を3本持っていますが、アルゼンチンの重厚なファミリーに属し、なおかつ Devil's Bag とサザンヘイローというダート短距離を主戦場とするパワフルな種牡馬を経由しているので、軽すぎたり浮ついたところはありません。



レース前日夜に出演した『KEIBAコンシェルジュ』でも語ったのですが、JRAが発表した公式レーティングによると、2016年の皐月賞、日本ダービー、菊花賞はいずれも過去最高のレースレーティング。最強世代のナンバーワンホースが古馬をねじ伏せたのは順当な結果といえるかもしれません。

父ディープインパクトは今年、産駒がJRA重賞を38勝し、03年にサンデーサイレンスが樹立した年間JRA重賞勝利数記録に並びました。平地重賞に限れば37勝の新記録です(従来の記録は03年のサンデーサイレンスの34勝)。このほか、海外でリアルスティール、エイシンヒカリ、マカヒキ、Akihiro が重賞を勝っています。海外遠征が当たり前になり、産駒が海外でデビューすることも珍しくなくなってきている現在、国内のみの集計はあまり意味がないような気もします。



2017年は凱旋門賞を最大目標に置く、と陣営は明言しています。具体的なローテーションは馬の様子を見ながら決めるとのこと。故障することなく無事に臨んでほしいものです。




12月23、24、25日の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報


■『2015〜16年種牡馬別好配合馬リスト ディープインパクト編』で望田潤と栗山求がダブル推奨したサトノダイヤモンド(牡3歳)が日曜中山11R有馬記念(G1・芝2500m)を勝ちました。コメントは以下のとおり。

◎サトノダイヤモンド(牡・母マルペンサ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013106101/
母マルペンサはR.V.マンシリャ大賞典(亜G1・芝2000m)勝ち馬で、Halo 4×3、Northern Dancer 4×4、Natalma 4・5×5、血統表の3/4で Almahmoud の血を何重にもクロスしている。自身は Halo≒Sir Ivor 3・5×4・5。母父 Orpen は名マイラー Lure の代表産駒でモルニ賞(仏G1・芝1200m)勝ち。中距離で奥行きがあるかとなると疑問もあるが、速攻系マイラーとして有望でPOG向きだ。(望田)

★サトノダイヤモンド(牡・母マルペンサ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013106101/
セレクトセール当歳で落札価格2億3000万円。母マルペンサはアルゼンチン産で、コパデプラタ大賞(亜G1・芝2000m)、クリアドレス大賞(亜G1・ダ2000m)、ヒルベルトレレナ大賞(亜G1・ダ2000m)を制覇。Northern Dancer 4×4の片方が Danzig を経ているという好パターン。母の父 Orpen はデインヒルと配合構成が似ており、その父 Lure は Bertolini(ジェンティルドンナの母の父)と同じ Danzig×Alydar という組み合わせ。初子だけに手探りの部分もあるが、まともなら走ってくる。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ2015』で栗山求が推奨したアンデスクイーン(牝2歳)が金曜阪神3Rの未勝利戦(ダ1400m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

★グリーンファーム愛馬会
父タートルボウル
母レイナカスターニャ(キングカメハメハ)
牝 募集価格:1000万円
http://www.jbis.or.jp/horse/0001191098/pedigree/

母レイナカスターニャは1勝馬ながらアロマティコ(秋華賞−3着、エリザベス女王杯−3着)の全妹にあたるので、繁殖牝馬として期待できる存在です。本馬の父は新種牡馬タートルボウル。現役時代にジャンプラ賞(仏G1・芝1800m)とジョンシェール賞(仏G3・芝1600m)を勝ち、種牡馬としては Lucayan(仏1000ギニー)、French Fifteen(クリテリウム国際、英2000ギニー−2着)などを送り出しており、現1歳世代が日本における初年度産駒となります。母は「キングカメハメハ×サンデーサイレンス」で、父は Mr.Prospector も La Troienne も、もちろんサンデーサイレンスも持たないので、日本が誇るこの良血の組み合わせは新しい活力としてインパクトが大きいでしょう。それでいて、Night Shift≒ノーザンテースト3×4、Green God≒ペルースポート5×4(Dyhim Diamond≒アンデスレディー2×3といってもいいでしょう)という相似な血のクロスを持ちます。父の成功パターンは現時点では手探りの部分がほとんどですが、手堅く走ってくるのではないかと思わせる構造を孕んでいます。1000万円ならば乗ってもいいかなという気がします。芝向きの中距離タイプでしょう。(栗山)

■『望田潤のPOG好配合馬リスト2016』で望田潤が推奨したファンタジステラ(牡2歳)が土曜阪神3Rの未勝利戦(芝1400m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

○ファンタジステラ(牡、母ファンジカ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105642/
ダイワマッジョーレとサトノキングリーの全弟で、ハイアーゲームの3/4弟。母ファンジカはランカシャーオークス(英G3・芝約11F)勝ち馬。るVaguely Nobleの父ヴィエナはPretty Polly6×4で、母系にVaguely Nobleを引くダイワメジャー産駒にはサンライズメジャーやオリービンなどがいる。Halo≒Sir Ivorのニアリークロスもあり、母父Law Societyは愛ダービー馬。今年も外さないでしょう。(望田)

■『望田潤のPOG好配合馬リスト2016』で望田潤が推奨したカウントオンイット(牝2歳)が日曜阪神2Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

◎カウントオンイット(牝、父クロフネ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014104738/
ホエールキャプチャやドリームセーリングの全妹。3代母タレンティドガールはエリザベス女王杯勝ち馬。母母エミネントガールはHeight of Fashionとリマンドを通じるDonatello、Aurora、Aloe、Fair Trialなどのクロスで、クロフネの大物牝駒は母系にHyperion的な血の凝縮を持つことが多い(クロペリオン)。Blushing Groom的なしなやかさを感じさせる体質は姉と重なるし、クロペリオン配合は牝馬のほうが成功しやすい傾向もある。(望田)

■金曜中山6R500万下 クイーンズターフ(ディープ・望田)
■金曜阪神12R500万下 ワントゥワン(ディープ・栗山)
■土曜阪神10R摩耶S カラクプア(POG・望田)
■土曜阪神11R阪神C3着 フィエロ(ディープ・望田)
■日曜阪神7R500万下 サブトゥエンティ(POG・望田)
■日曜中山9RホープフルS3着 グローブシアター(POG・望田)
■日曜阪神7R500万下 サブトゥエンティ(POG・望田)






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