パーフェクト種牡馬辞典


『KEIBAコンシェルジュ』に本日出演


グリーンチャンネルで毎週土曜日に放送されている『KEIBAコンシェルジュ』。本日12月24日(土)放送分に出演いたします。時間は19時30分から21時30分と、通常版より30分の延長。盛りだくさんの内容ですのでお楽しみに。




パークウインズ小倉競馬場のイベントに出演します


今週のJRAは金、土、日の3日間開催。その初日、12月23日(金)にパークウインズ小倉競馬場の有馬記念予想イベントに出演いたします。1回目は11時40分ごろから、2回目は14時10分ごろからです。場所は小倉競馬場内のプラザ99。小倉競馬場へお越しの方はぜひお立ち寄りくださいませ。




朝日杯フューチュリティSはサトノアレス


後方に控えた△サトノアレス(6番人気)が外を回って進出し、残り200mで逃げ馬を交わして先頭に立つと、モンドキャンノ(7番人気)の追撃を半馬身抑えて2歳牡馬チャンピオンの座に就きました。
https://youtu.be/-bAqrZCGkn8?t=2m9s

1番人気に推された Frankel 産駒の牝馬▲ミスエルテは4着。競馬道OnLine や競馬スピリッツの展望コラムで「過大評価には注意が必要」と記したように、ここでは少々荷が重かったように思います。とはいえ、身体を立て直して同世代の牝馬のなかに入れば、少なくともトップクラスの実力馬であるのは間違いないでしょう。巻き返してくるはずです。

前後半のラップは48秒3−47秒1。中盤で12秒7という遅いラップを刻んだようにゆったりとした流れで進み、ラストの決め手勝負となりました。勝ったサトノアレスはディープインパクト産駒らしい鋭い瞬発力を繰り出して突き抜けました。中山開催から阪神開催に移ってからの3年間でディープインパクト産駒が2頭優勝しています。2歳戦の阪神芝1600mでは同産駒が飛び抜けて優秀な成績を残しているのですが、その数字どおりの活躍ぶりです。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105493/



札幌でデビューし、2戦連続2着のあと9月の中山未勝利戦(芝1800m)→ベゴニア賞(500万下)→朝日杯と3連勝。藤沢和雄厩舎と社台ファームは、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)のソウルスターリングに続いてのG1制覇となります。社台ファームは昨年JRAでG1勝利なしという苦汁を舐めましたが、今年はすでに5勝(ノーザンファームは7勝)。しかも2歳世代が頑張っているのがいいですね。2歳重賞はほかに新潟2歳S(G3)のウゼットジョリーが勝っています。社台ファーム生産のディープインパクト産駒が平地G1を制したのはスピルバーグの天皇賞・秋(14年)以来です。

母方にデインヒルを持つディープインパクト産駒にはミッキーアイル、アデイインザライフ、エバーブロッサム、フィエロ、サトノアーサーといった活躍馬がいます。全兄サトノフェラーリ(現1000万下)は2歳時の馬体重が460kg台で、サトノアレスは今回500kg。全兄弟であれば馬体の大きなほうが出世する、という傾向はディープインパクト産駒にしばしば見られるもので、それがこの兄弟にも当てはまっているように見受けられます。

母サトノアマゾネスは Storm Cat のイトコにあたる名門の出身ですが、母に Northern Dancer の血が複数存在する、という父の成功パターンには当てはまらず、2代母の父 Artichoke がやや風格に欠ける血なので、G1を勝ち切れる馬だろうかとの疑念が拭えず、△評価にとどめてしまいました。馬体やレースぶりを含めてもっと柔軟に考えるべきでしたね。

本馬と、人気で敗れたミスエルテは、いずれもデインヒルを抱えています。Danzig−デインヒルのラインは、ヨーロッパやオーストラリアでは堂々たる主流血統として君臨していますが、日本ではさほど流行っているとはいえない血です。ただ、日本の馬場もさまざまな改良により以前に比べると高速化に歯止めが掛かっている印象なので、馬力型のスピードを伝えるこのラインが存在感を強める素地は出来てきているように思います。惜しくも2着に敗れたモンドキャンノは、父キンシャサノキセキの母ケルトシャーンが His Majesty と Northern Dancer を近い世代に抱えており、デインヒルと似た構成です。キンシャサノキセキ産駒はこうした血統構成の影響かパワーを必要とする芝で強く、ダートも得意としています。



サトノアレスは軽い芝の上がり勝負にも対応しており、距離が延びても心配ないタイプですから、来年のクラシックでも楽しみです。

◎レッドアンシェル(4番人気)は8着。パドックからイレ込みがキツく、シュミノー騎手によれば3コーナーでクリアザトラックと接触してカッとなったとのこと。気性面の成長が待たれます。




カペラSはノボバカラ


最内枠からハナを奪った△ノボバカラ(3番人気)が直線で後続を寄せ付けず、△ニシケンモノノフ(2番人気)に1・3/4馬身差をつけて逃げ切りました。
https://youtu.be/waA40g_1oU0

7月のプロキオンS(G3)以来の重賞制覇。ここ2戦は9、9着と馬券になっていませんでしたが、時計の速いダート短距離戦では安定して走ります。600m通過33秒3のハイペースで飛ばして捕まらないのですから力が一枚上というべきでしょう。重賞は通算3勝目です。来年は中央地方を問わずこの路線で重賞タイトルを積み上げていきそうです。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012102452/



父アドマイヤオーラはは現4歳世代が初年度産駒。現役時代は弥生賞(G2)、京都記念(G2)、シンザン記念(G3)などを制したほか、日本ダービー(G1)3着、皐月賞(G1)4着などの成績を残しました。ブエナビスタ(年度代表馬)やジョワドヴィーヴル(最優秀2歳牝馬)の4分の3兄で、名牝ビワハイジの子です。

繁殖牝馬に恵まれなかったにもかかわらず、本馬のほかにクロスクリーガー(兵庫チャンピオンシップ、レパードS)、ゴールドペガサス(OP)などを出しました。昨年3月に急逝したのが惜しまれます。

クロスクリーガーは母の父がブライアンズタイムなので中距離向きの大物となりましたが、本馬は母が「フレンチデピュティ×Dayjur」というパワー型のスピードタイプなので短距離で良さが出てきました。2代母の父 Dayjur は「Danzig×Mr.Prospector」というスピード配合で、現役時代は90年代の欧州最強スプリンターでした。脚抜きのいい馬場のスピード勝負に強いのはこのあたりの血に根拠がありそうです。

◎エイシンブルズアイ(5番人気)は8着。ダートでの変わり身を期待したのですが、思ったよりも進んでいかない感じでした。




チャレンジCはマイネルハニー


2〜3番手を追走したマイネルハニー(9番人気)が残り300mで先頭に立ち、ベルーフ(5番人気)の追撃をクビ差抑えました。
https://youtu.be/E1uJzJDjKV0

スプリングS(G2)でクビ差2着に逃げ粘ったことはあるものの、重賞勝ちは初めて。前走の福島記念(G3)は4着でした。速い脚に欠ける馬ですが、今回は稍重の馬場コンディションに加えて終いを要する展開。上がり3ハロン35秒9でしぶとく粘り込みました。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013102938/



父マツリダゴッホの重賞勝ち産駒は、ロードクエスト(新潟2歳S、京成杯オータムH)、ウインマーレライ(ラジオNIKKEI賞)、クールホタルビ(ファンタジーS)に次いで4頭目です。

母ブライアンハニーは Northern Dancer 3×3という強めのクロスを持っていますが、父マツリダゴッホは Northern Dancer を持たないので、組み合わせとしては悪くありません。父の代表産駒ロードクエストは、母マツリダワルツが Northern Dancer 4×4、なおかつ Roberto を持つので、本馬の母ブライアンハニーと配合のアウトラインが似ています。

ブライアンハニーは「ナリタブライアン×ノーザンディクテイター×リマンド」という組み合わせなのでパワーと持続力を伝えるタイプ。息子のマイネルハニーは Graustark 5×5、Bold Ruler 5×5としてその特徴を強化しています。

4代母イコマエイカンはオークス馬アグネスレディーの母で、アグネスフライト、アグネスタキオンの牝祖でもあります。こちらのラインばかりクローズアップされる傾向がありますが、アグネスレディーを経ないイコマエイカンの分枝のなかでマイネルハニーに至るものは最も優秀です。3代母クインリマンドは桜花賞2着、2代母ハスキーハニーはスプリンターズS(G1)3着、セントウルS(G3)2着、母ブライアンハニーは忘れな草賞(OP)3着。代々活躍しています。

◎ダノンメジャー(7番人気)は8着。果敢に逃げ、マイネルハニーに交わされてからも頑張っていましたが、最後に力尽きました。






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