パーフェクト種牡馬辞典


平出貴昭著『世界の種牡馬父系図』発売開始


覚えておきたい日本の牝系100』(競馬道OnLine新書)の著者である平出貴昭さんの新著『世界の種牡馬父系図』を本日から発売いたします。

2017年に世界主要国に繋養された約1550頭の種牡馬を父系図にまとめ上げた力作です。種牡馬の父系の歴史から、現在の世界の種牡馬の最新トレンドを掴むことができます。「血統屋」サイトから電子書籍でお求めいただけます。サンプルもご覧いただけます。
http://miesque.com/c00045.html

単なる父系図ではなく、馬名をクリックすると詳細Webに飛べる仕様となっているので、産駒成績や種付け料、繋養地などが一目瞭然です。血統ファンのみならず配合を検討される生産者の方々まで、幅広いニーズにお応えします。

父系本はこれまであるようでなく、最新版でなおかつ使えるものだけに価値が高いですね。これだけ便利な本は世界にもなかなか見当たらないと思います。平出ワールド全開です。全38頁で980円。

※ 「Yahoo!メール」などのフリーメールをご使用の場合、購入確認メールが自動的に迷惑メールフォルダに仕分けされてしまう場合がございますのでご注意ください。IDとパスワードの入力は、コピー&ペーストではうまく行かない場合がございますので、手入力をお勧めいたします。

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△▼△ 平出貴昭の『競馬血統年鑑2016』 △▼△
http://miesque.com/c00039.html
 中央、地方、海外、それぞれの重賞結果を血統面から完全フォロー。
 各国別リーディングサイアー表、父系図も完備した
 デジタル時代の究極の一冊。
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『KEIBAコンシェルジュ』に本日出演


グリーンチャンネルで毎週土曜19時30分〜21時00分に放映されている『KEIBAコンシェルジュ』。本日、7月22日(土)放送分に出演いたします。小木茂光さん、守永真彩さん、そして辻三蔵さんと中京記念、函館2歳Sの見解をたっぷりお届けいたします。お楽しみに。




JRA−VANのセレクションセール2017特集


告知が遅れましたが、7月18日に静内で行われたセレクションセールの高額取引馬10頭について、JRA−VANに血統解説記事を寄稿させていただきました。当日は現地へ行ったのですが、セレクトセールと同じくバブルの様相で、売り上げ新記録を更新しました。

トップページ下方のイチオシコンテンツにある「セレクトセール2017・セレクションセール2017」→セレクションセール2017結果の「高額取引馬1歳」と進んでください。馬のプロフィールの右側にある緑丸の「+」印をクリックしていただければ文章をご覧いただけます。
http://jra-van.jp/




山野浩一さん死去


作家で競馬評論家の山野浩一さんが今朝亡くなりました。77歳。つい先日までSNSで活発に発信されていたので、正直なところ信じられないといった気持ちです。

血統業界というものがあるとすれば、山野さんは半世紀にわたってその代表的な存在でした。わたしが血統にのめり込んだのは30年以上前、まだ高校生時代でしたが、書店で見つけて購入した『サラブレッド血統辞典』(二見書房)を繰り返し読んだものです。無味乾燥な説明文ではなく、想像力を刺激する作家らしい文章で綴られていたのが魅力的でした。たとえばギャラントマンの項には「やわらかく美しい馬体と、手に負えない激しい気性を伝えている」と記されていました。その一文だけでギャラントマンのイメージが鮮やかに浮かび上がってきたものでした。いまから考えるとある種の文学作品として読んでいたような気もします。いちばん最初に買った巻は使い込みすぎてボロボロ、ページが落ちているのをテープで留めているという有様でした。

『優駿』に連載された「血統理念のルネッサンス――レットゲン牧場における系統繁殖の研究」はコピーをして熱心に読み込みました。ドイツ血統とその馬産を論じたこの作品の先進性は、その後、世界の血統シーンのなかでドイツ血統の存在感が飛躍的に高まったことでも明らかです。1986年4月号に連載の第1回が掲載されたのですが、冒頭の一節から魅了されました。

「ドイツの名門レットゲン牧場のシュターアピールが凱旋門賞に勝ったのは15年ほど昔だが、およそその頃からドイツのサラブレッド生産に強く傾倒していった一群の馬産家たちがある。プリンス・アガ・カーン殿下、ホワード・ド・ワルデン卿、ダニエル・ウィルデンシュタイン氏といった著名なオーナーブリーダーたちであるが、仮にそれらの人々をドイツ派と呼ぶことにしよう。彼らドイツ派たちは閉鎖的なドイツ馬産界に積極的に入り込み、機会があればドイツ血統を買い入れ、ドイツの生産方式を導入して独自のサラブレッド生産を追求していった」

1990年に馬事文化賞を受賞された『サラブレッドの誕生』(朝日選書)の先駆をなしたような作品で、こちらは血統や配合について、より突っ込んだ思考が展開されています。

「アウトブリードの重要性は決して近親交配の弊害をなくすためではなく、そうした新しい活力の喚起にほかならない。近親交配にマイナスの要素があるのではなく、プラスの面に限界があると考えればよいと思う。近親交配の弊害という考え方はこのようなアウトブリードの重要性を経験的に知ったものの、その説明が困難だった時代に生み出された迷信であろう」

こうした山野さんの血統に対する基本的なスタンスについて触れることができます。

個人的なことを記せば、大学在学中の1989年、血統専門誌『週刊競馬通信』を発行する競馬通信社で働きはじめ、血統業界の末端に連なることになりました。1991年秋、同社が版元となり、わたし自身も制作に関わった『クラシック馬の追求』(ケン・マクリーン著・山本一生訳)が出版され、それを祝すパーティーが新橋の新橋亭で開かれました。競馬界のお歴々が顔をそろえるなかに山野浩一さんの姿もありました。

「血統理念のルネッサンス」を読むうちに、外部の種牡馬を配合する場合はできるだけヘリタビリティの弱い血統を選ぶ、という系統繁殖の方法は、一方で活力の低下を招くのではないか、との疑問が頭をもたげてきたので、思い切って山野さんに直接聞いてみることにしました。突然現れた見ず知らずの若者からパーティーの雰囲気にそぐわないドイツ血統の質問をぶつけられた山野さんは、内心苦笑していたかもしれません。しかし、少しも面倒がることなく、テレビで見るのと同じ口調で、「うん、たしかにそうですね。でも――」と、懇切丁寧に答えてくださいました。

山野さんの本を読まなければ血統の道に進むことはなかったでしょう。感謝の言葉しかありません。合掌。




7月8、9日の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報


■『一口馬主好配合馬ピックアップ2015』で望田潤と栗山求がダブル推奨し、『望田潤のPOG好配合馬リスト2016』で望田潤が推奨したレッドエレノア(牝3歳)が日曜福島3Rの未勝利戦(ダート1700m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

★東京サラブレッドクラブ
父ハーツクライ
母サビアーレ(母の父 Capote)
牝 募集価格:2400万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105185/

日経新春杯を勝ったカポーティスターの全妹。母方に Capote を持つハーツクライ産駒は、JRAでデビューしたわずか9頭からマジェスティハーツ(神戸新聞杯−2着)、ダイワズーム(中山牝馬S−5着)、エニグマバリエート(ホープフルS−5着)などの活躍馬が出ています。連対率36.8%、1走あたりの賞金額371万円は、ハーツクライ産駒全体の連対率19.5%、1走あたり197万円を大きく上回ります。基本的にハーツクライは Capote の父 Seattle Slew と好相性で、カレンミロティック、アドマイヤラクティ、コウエイオトメなどもこのパターンに属します。また、母方に Fabulous Dancer を持つ同産駒は、わずか8頭からギュスターヴクライ(阪神大賞典)が出ています。カポーティスターは Capote、Fabulous Dancer を併せ持つ優れた配合構成。走るべくして走った馬でした。同馬がノーザンファームの生産馬だったのに対し、本馬は矢野牧場である点は違います。ただ、配合的に申し分なく、馬格もあり、育成はノーザンファームなので問題ないでしょう。牝馬なので兄よりも開花は早いと思います。(栗山)

★東京サラブレッドクラブ
父ハーツクライ
母サビアーレ(母の父 Capote)
牝 募集価格:2400万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105185/

8/17追記
ハーツクライとCapoteの相性の良さは、Seattle Slewの母が持つStriking=BusherのクロスがBusandaと脈絡ことが一つ、もう一つはCapoteの3代母が「HyperionとNasrullah」の組み合わせなのもあるでしょう。トニービンの「HyperionとNasrullah」をどう強化するかはハーツクライ産駒の配合において重要なポイントです。母がNasrullahのクロスが強い(血量4×4以上)のもよく、兄につづく活躍が期待できる中距離馬でしょう。牝なのでこちらのほうがより斬れるタイプかも。(望田)

◎レッドエレノア(牝、サビアーレ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105185/
カポーティスターの全妹でエピセアロームのイトコ。3代母ローラローラはサクラローレルの母。母系にCapoteの血を引くハーツクライ産駒は10頭出走でカポーティスター、マジェスティハーツ、ダイワズームなど7頭が勝ち上がり。Capoteの3代母Dangerous Dameが父Nasrullah、母父His Highness(その父Hyperion)のナスペリオンで、これがニックスの根拠。全兄が走っていて配合的な裏付けもあるので安心してオススメできる。

■『望田潤のPOG好配合馬リスト2016』で望田潤が推奨したガーランドワルツ(牝3歳)が土曜中京2Rの未勝利戦(ダート1800m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

○ガーランドワルツ(牝、スーパーバレリーナ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105997/
ウインバリアシオンの全妹。Northern Dancer5×3・5(母スーパーバレリーナはNorthern Dancer2×4)、Promised Land5×6、Nothirdchance≒Revoked5・6×8と、全体にNorthern Dancerと米血パワーが強い配合だ。Promised Land(その母MahmoudessがThe Tetrarch4×4)のクロスは独特の斬れを伝えるので、牝馬らしい末脚にも期待できる。(望田)

■日曜福島9R種市特別 ビートマッチ(一口・望田&栗山)






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