パーフェクト種牡馬辞典


朝日杯フューチュリティSはリオンディーズ


最後方を追走した◎リオンディーズ(2番人気)が直線で大外に持ち出し、先に抜け出した○エアスピネル(1番人気)を残り50mでとらえました。
https://youtu.be/bxYGUtbPwI8?t=26s

次元の違う馬を目の当たりにしたときにしか感じない興奮、心のざわめきを覚えました。2着エアスピネルは死角の少ない実力馬です。3着以下を4馬身ちぎったように平均的な朝日杯優勝馬よりも一枚上の性能を備えていると思います。これを、リオンディーズはキャリアわずか1戦、まだ荒削りで完成度が低い段階にもかかわらず、直線だけの競馬でねじ伏せました。

リオンディーズの母シーザリオとエアスピネルの母エアメサイアが1、2着した10年前のオークス、その光景が否応なくオーバーラップしたのはもちろんですが、もうひとつ、例えが古くて恐縮ですが、シンボリルドルフとビゼンニシキが激突し、単勝人気では劣る前者が勝った84年の弥生賞を思い出しました。

リオンディーズは、ディープインパクト、オルフェーヴル、ドゥラメンテといった系譜で語るべき馬ではないでしょうか。要するにスーパーホースのカテゴリーです。

11月22日のデビュー戦は、東京競馬場のターフビジョンで観戦しました。仕事の合間の昼休みだったと思いますが、凄みのあるレースぶりに思わず背筋がぞわっとしたのを覚えています。帰宅して道中のラップを確認したところ確信に変わりました。これはモノが違うと。

今回の予想文を転載します。◎○で馬単1340円的中です。

「◎リオンディーズは『キングカメハメハ×スペシャルウィーク』という組み合わせで、ジャパンC(G1)を4馬身差で圧勝したエピファネイアの半弟にあたる。母シーザリオはオークス(G1)とアメリカンオークス(米G1)を制した名牝。我が国で生産しうる最高クラスの良血馬で、初戦はペースがゆるく、道中は引っ掛かり気味の追走で鞍上の岩田騎手も抑えるのに苦労していたが、追い出されるとあっという間に抜け出し、直線半ばでは手綱を抑える余裕があった。ラスト2ハロンは11秒1−11秒0。終始掛かり気味でこの末脚を繰り出せるのは尋常ではなく、初戦にしてすでにG1が見える内容だった。2着ピースマインド、3着アドマイヤダイオウは続く未勝利戦を勝ち上がっており、とくに前者は6馬身差で圧勝したので、レースレベルが低かったわけではない。今回は2ハロンの距離短縮。ペースが速くなるので、兄に似て行きたがるところがあるこの馬にとっては折り合いがつけやすくなるので歓迎材料だ。この馬の素質がメンバー中最も高く、そのアドバンテージはキャリアの浅さを補って余りあると思われるので狙ってみたい」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105915/



『競馬王のPOG本』の「栗山ノート」で推奨した馬です。ただ、春先の段階ではここまでの馬だとは想像していませんでした。後肢の凄まじいバネによって前肢も伸びるため、大きなストライドでグイグイ推進します。2歳時にこれほどダイナミックな全身運動ができる馬は滅多にいません。それを可能にしているのはずば抜けた筋力で、このあたりはロードカナロアやドゥラメンテとも共通するキングカメハメハ産駒の美点です。

キングカメハメハ産駒における Nureyev と Sadler's Wells の4分の3同血クロスは、過去の傾向を見るとダートや芝の道悪といった方向に適性を伸ばしてしまうため、成績的に優れているとはいえません。ただ、母は名牝シーザリオですから、一般的な統計的傾向には必ずしも当てはまらず、むしろそうしたパワーをうまく消化し、芝向きの適性のなかで筋力を強化する方向に役立っているのではないかと思います。ドゥラメンテに比べると若干パワー寄りに出ています。

「キングカメハメハ×スペシャルウィーク」は、トライマイベスト≒マルゼンスキー4×4が生じるため硬さが感じられます。したがって、この組み合わせで走ったタガノグランパ、クラリティシチー、クリノヒマラヤオーは、父キングカメハメハに柔らかさを付与する Mill Reef を刺激することで好結果を生んでいるように思います。タガノグランパは Mill Reef 5×5、クラリティシチーは Mill Reef≒Rose Bower 5×6、クリノヒマラヤオーは Mill Reef≒Riverman 5×5。リオンディーズは Mill Reef≒Sir Gaylord 5×5なのでセオリーどおりです。



ブエナビスタの2014は「キングカメハメハ×スペシャルウィーク」で、2代母ビワハイジは Foreseer≒Sir Gaylord 2×3。リオンディーズと配合構成がよく似ているので期待できるでしょう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014106110/



走るシルエットは半兄エピファネイアに似ており、行きたがる気性もよく似ています。今回は距離が短縮されたためそうした面は出しませんでしたが、マイルの速い流れを経験したことで、今後距離が延びたときに悪癖を出さないか心配です。トビが大きいので東京コースに向いたタイプでしょう。小回りの中山で後ろから行った場合、ペース次第では取りこぼしの可能性も考えられます。とはいえ、過去皐月賞を4勝しているデムーロ騎手なら下手な競馬にはならないと思います。




ダートに活路、レッドウィズダム


日曜京都1Rの2歳未勝利戦(ダ1800m)は、逃げ馬の直後を追走したレッドウィズダム(1番人気)が最内を突いて抜け出し、セイヴァイタル(2番人気)に2馬身半差をつけました。
https://youtu.be/UenBd9ZuInQ?t=6s

他馬に前と横をブロックされて行き場がなく、包まれたまま終わってしまうのかと思いましたが、残り200mを切って最内に空いたわずかなスペースをこじ開けて快勝しました。スムーズなレースができていたらもっと差が開いていたでしょう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013102190/



『一口馬主好配合馬ピックアップ2014』で推奨したほか『POGの達人(赤本)』の「オススメ10頭」、『競馬王のPOG本』の「栗山ノート」、『パーフェクト種牡馬辞典2015−2016』の「おすすめ配合2歳馬」、POG公開ドラフト等々、ほとんどの媒体で推奨または指名しました。

母の父ペンタイアは「Northern Dancer+Mill Reef+Blakeney」なので、父の母マンファスと配合構成が似ており、マンファス≒ペンタイア2×2という相似な血のクロスが生じます。



マンファスとペンタイアの共通部分のうち、「Northern Dancer+Mill Reef」が父キングカメハメハのツボです。ファルコンSを勝ったタガノグランパはこのパターンの配合から誕生しています。

Mill Reef は「Nasrullah+Princequillo」。したがって「Northern Dancer+Nasrullah+Princequillo」と間口を広げることも可能で、短距離王ロードカナロア、ダート王ベルシャザール、ジャパンCを勝ったローズキングダムなどは、母方に「Northern Dancer と Secretariat(Nasrullah+Princequillo)」をセットで持つ血を抱えています。パターンどおりの配合です。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103552/



ただ、本馬の母の父ペンタイアは、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1・芝12f)の勝ち馬で素軽いタイプとはいえず、また、Mr.Prospector クロスを持つキングカメハメハ産駒はダート向きに出る傾向があります。新潟記念(G3)や中京記念(G3)を制したナリタクリスタル(父スペシャルウィーク)の半弟であるとはい、本馬が芝向きの軽快なスピード、切れ味を持っているかどうかは確信が持てませんでした。

懸念したとおり、1、2戦目は芝で走っていずれも5着。ただ、キングカメハメハはパワーを伝えるので、芝がダメでもダートでツブシがきくところがいいですね。ダート替わりの今回、アッサリと期待に応えてみせました。この勝ちっぷりなら昇級戦でも楽しみです。




10月24、25日の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報


■『一口馬主好配合馬ピックアップ2014』で栗山求が推奨したレッドウィズダム(牡2歳)が日曜京都1Rの未勝利戦(ダ1800m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

★東京サラブレッドクラブ
父キングカメハメハ
母プレシャスラバー(ペンタイア)
牡 募集価格:3800万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013102190/

母の父ペンタイアは「Northern Dancer+Mill Reef+Blakeney」なので、父の母マンファスと配合構成が似ており、マンファス≒ペンタイア2×2です。「キングカメハメハ×ペンタイア」といえば、新馬戦を勝ち上がり芙蓉S(2歳OP)で2着となったイオラニがいます。同馬は気性的な問題で低迷していますが、それがなければOPでも十分やれる馬でしょう。マンファスとペンタイアの共通部分のうち、「Northern Dancer+Mill Reef」が父キングカメハメハのツボで、ファルコンSを勝ったタガノグランパはこのパターンの配合から誕生しています。短距離王ロードカナロア、ダート王ベルシャザール、ジャパンCを勝ったローズキングダムなど、父キングカメハメハは「Northern Dancer+Secretariat」という構成の血を母方に入れると成功する傾向が見られますが、このパターンと「Northern Dancer+Mill Reef」は、Secretariat と Mill Reef の配合構成が似ているがゆえに親戚のようなものと考えていいでしょう。新潟記念(2回)、中京記念などを制したナリタクリスタル(父スペシャルウィーク)の半弟ですが、Mr.Prospector のクロスを持つキングカメハメハ産駒はパワーを帯びる傾向があるので、芝とダート、どちらに出る可能性もあります。いずれにしても高い能力が見込めるので、牡馬で3800万円でもコストパフォーマンス的に悪くないのでは、と思います。(栗山)

■『望田潤のPOG好配合馬リスト2015』で望田潤が推奨したアットザシーサイド(牡2歳)が日曜京都4Rの新馬戦(芝1400m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

◎アットザシーサイド(牝、母ルミナスハーバー)
 ヒシアトラスの姪で、母ルミナスハーバーは芝1200〜1600mで4勝。その母タックスヘイブン(クイーンC3着)が Nasrullah 4×4・5、そこにクロスを持たず Northern Dancer を引かないアグネスタキオンが配され、Northern Dancer 4×4・6のキングカメハメハが配された緊張と緩和のリズムが良い配合。アルバタックスとは父と母母が同じ3/4同血の関係で、Kingmambo とタックスヘイブンは Raise a Native や Thong=Lt.Stevens などが共通するニアリーな関係。アルバ以上の期待ができる配合だと思う。パワーと機動力のマイラー。
http://db.netkeiba.com/horse/2013105721/

■『一口馬主好配合馬ピックアップ2014』で栗山求が、『望田潤のPOG好配合馬リスト2015』で望田潤が推奨したドレッドノータス(牡2歳)が日曜京都5Rの新馬戦(芝2000m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。

★キャロットクラブ
父ハービンジャー
母ディアデラノビア(サンデーサイレンス)
牡 募集価格:5000万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105975/

先週、新潟の新馬戦(芝1600m)を勝ち上がったサンマルティンの全弟。兄と同じく5000万円での募集となりました。母ディアデラノビアはフローラS(G2)など3つの重賞を制覇した名牝。その母ポトリザリスはアルゼンチンダービー(G1)、アルゼンチンオークス(G1)を制した女傑。近年のアルゼンチンを代表する名牝系に属し、近親には多くの活躍馬がいます。本馬の半姉ディアデラマドレ(父キングカメハメハ)は非凡な切れ味を武器にマーメイドS(G3)を勝ちました。非主流のアルゼンチン血統だけにハービンジャーとの組み合わせは読みづらいところがあったのですが、サンマルティンの走りを見ると、ディアデラノビアの瞬発力とハービンジャーのフィジカル面の強みが相互補完的にうまくフィットしている感があります。2歳夏の新馬戦を勝ち上がった仕上がりの早さも高く評価できます。兄と同等の素質の持ち主であることを期待したいところです。(栗山)

○ドレッドノータス(牡・ハービンジャー×ディアデラノビア)
 サンマルティンの全弟でディアデラマドレの半弟。ポトリザリスは南米アウトサイダー血統が強く Northern Dancer をはじめとする流行血脈を引かないので、キングカメハメハやハービンジャーやクロフネ(Northern Dancer≒Icecapade 4×3)のように Northern Dancer 血脈が強い種牡馬との配合で成功してきた。短足だがバネを感じさせる体質で、この牝系らしい力強いピッチ走法で走りそう。(望田)

■土曜新潟1R障害オープン パスティ(マンカフェ・栗山)
■土曜東京11R富士S2着 サトノアラジン(ディープ・栗山)
■日曜京都11R菊花賞2着 リアルスティール(ディープ・栗山)
■日曜京都11R菊花賞3着 リアファル(一口・望田&栗山)




日本ダービーはワンアンドオンリー


好位6番手を追走した△ワンアンドオンリー(3番人気)が残り200mで○イスラボニータ(1番人気)を交わして抜け出しました。
http://youtu.be/KR_C8P7vPnc

最後方から大外一気の競馬だった皐月賞とは違い、今回は好位からレースを進めました。その作戦を横山典弘騎手は「出た感じで」と語りました。瞬間の判断で前に行ったようですが、前が止まらない馬場で後方に下げていたのでは届かない、という計算は当然あったはずです。

橋口弘次郎調教師もやはり最後方からでは間に合わないと考えてはいたものの、「彼は感性で乗る男ですから、余計なことは言わないように決めていた」と語り、乗り方について事前に注文をつけることはなかったそうです。「追い合いになったら負けないぞという自負心がありました。久しぶりに大声を出して応援しました」。

横山典弘騎手は本馬場入場後、列から離れて1コーナー方面の待避所に向かいました。こちらに行ったのはワンアンドオンリーとハギノハイブリッドの2頭だけです。共同記者会見では、4コーナーのほうまで戻ると距離が長いし、馬だけでなく人も疲れるからね、と冗談めかして語っていましたが、もちろん馬を落ち着かせる効果を狙ってのことでしょう。レースが始まる前から勝負は始まっています。



昨年8月の新馬戦は10番人気で12着。デビュー戦10着以下の馬がダービー馬となったのは史上初です。2戦目の単勝オッズは260.1倍。ダービー馬がそれまでの戦績のなかでこれほど高い単勝オッズをつけられた例も史上初だと思います。それだけ馬が成長したということで、ハーツクライ産駒の真骨頂といえるでしょう。東京コースでは以前、東京スポーツ杯2歳Sで6着に敗れたことがありますが、当時と違って馬が格段に成長しており、橋口調教師曰く「今朝つけたカイバも完食していた。度胸があるんだなと思った」。

戦績を振り返った際、ポイントとなったのは2歳暮れのラジオNIKKEI杯2歳Sの勝利。「目標から逆算してローテーションを組めるようになりましたから」。権利取りのプレッシャーから解放されたことで、横山典弘騎手にすべてを任せようという余裕が生じ、それがダービー制覇につながったといえるかもしれません。



勝ったワンアンドオンリーは今回が9戦目。近年ではメイショウサムソンとディープスカイの11戦に次ぐ多さです。前述のとおりデビュー当初はエリート街道とは無縁の、とてもダービー馬になるような戦績ではありませんでした。しかし、一歩ずつ着実に成長し、ついに頂点に上り詰めました。父ハーツクライはちょうど10年前の猛暑のダービーでキングカメハメハの2着。今回と同じく橋口調教師と横山典弘騎手のコンビでした。悔しい思いをした馬の産駒で味わう勝利の美酒は格別でしょう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105072/



予想の印は△だったので今年のダービー予想は完敗でした。7番人気で勝ったラジオNIKKEI杯2歳Sで、小回り向きの配合ということで注目し、▲を打ってうまく行ったことが逆に足かせとなり、直線の長いコースでは重い評価がしづらくなりました。母が「タイキシャトル×Danzig」で、ノーリーズンと同じファミリーに属し、自身は Halo 3×4。この配合でもダービーは勝てるんだよと、ハーツクライに教えられた気分です。

オークスの回顧では以下のように記しました。

「ハーツクライにはトニービンが入るせいか、基本的には晩成型で、ジャスタウェイのように古馬になって馬が変わってくるケースが目に付きます。母オメガスピリットは Nureyev と Danzig を通じた Northern Dancer 3×4を持ち、なおかつ Mr.Prospector が入ります。このあたりが早期の成長を可能にした鍵でしょう。

青葉賞を勝ちダービー2着のウインバリアシオンは、母が Northern Dancer 2×4。今週のダービーに出走するワンアンドオンリーは、母ヴァーチュが Nijinsky と Danzig を通じた Northern Dancer 5×3を持ち、Mr.Prospector が入るのでヌーヴォレコルトと配合構成が似ています。3歳春のクラシックで勝ち負けに持ち込むにはこうした配合がいいのでしょう。」

これまでハーツクライ産駒は、3歳春のクラシックで成績的にもうひとつ……といった面がありました。ヌーヴォレコルトとワンアンドオンリーは、いずれも母に Danzig を経由した Northern Dancer クロスを持ち、なおかつ Mr.Prospector を抱えています。仕上がり早のアメリカ血統から早熟性を確保したことが成功要因のひとつです。

ハーツクライは、ディープインパクトと同じく追って味のあるサンデー系種牡馬で、東京芝2400mでは連対率32.2%と現役トップの成績を挙げています。「サンデー×トニービン」は基本的に広いコースが得意な配合で、アドマイヤベガがダービーを制覇、ハーツクライ自身がダービーとジャパンCで2着となっています。

この適性が磐石なだけに、母方に少々小回り向きの血が入ったところで適性は揺るがないのでしょう。母が Northern Dancer 2×4で Time for a Change が入るウインバリアシオンも、配合だけを見れば小回りコースのほうが良さそうなイメージはあるのですが、ダービーではオルフェーヴルの2着と頑張りました。この点は、ディープインパクトに似ています。府中得意のジェンティルドンナは Danzig や Alydar を抱えています。ちなみに、ワンアンドオンリーの2代母サンタムールとジェンティルドンナの母の父 Bertolini は配合構成が似ています。



2着○イスラボニータ(1番人気)は、ワンアンドオンリーの目標にされ、最後の競り合いでは2400mの適性の差が出たような気がします。

3着マイネルフロスト(12番人気)、4着タガノグランパ(16番人気)は好位追走からうまく流れ込みました。前が止まらない馬場でペースもさほど速くならなかったことが功を奏しました。

◎レッドリヴェール(4番人気)は12着。410kgの馬体はギリギリといった印象で、レースも後方外を回って見どころがありませんでした。展開云々よりもここでは家賃が高かったということだと思います。

当日、講師としてお話させていただいた東京競馬場のパワーアップセミナーでは、同じく講師役の合田直弘さんが◎ワンアンドオンリーで見事予想的中。お客さまから大きな拍手を浴びていました。競馬終了後は新宿に移動し、望田潤さんをはじめ昔の会社の同僚と飲み会。この日、東京の最高気温は33.1℃。いつもどおりスーツとネクタイだったので、鍋底のような圧迫感のある暑さのなかを歩いていると、一瞬気が遠くなりそうな瞬間もあったほどです。カラカラの身体に染み渡る最初の一杯のビールが至福でした。




ファルコンSはタガノグランパ


後方馬群の外を追走した○タガノグランパ(1番人気)が大外から鋭く伸び、内から迫る◎サトノルパン(3番人気)をクビ差抑えました。
http://youtu.be/IquWclj1RK4#t=1m3s

600m通過が33秒0という超ハイペース。ただでさえ外伸びの中京芝ですから、どう考えても後ろの馬同士で決着するという競馬となり、掲示板に載った5頭中4頭は4コーナーで10番手以下の差し追い込み馬でした。馬になるべく負担を掛けず、コース取りも追い出しのポイントも正確という、福永騎手らしい丁寧な騎乗だったと思います。

これで全3勝すべてが芝1400mとなりました。キングカメハメハ産駒はどんな条件でもそれなりに走るオールラウンダーですが、主要距離のなかで芝1400mだけは珍しく苦手としています。タガノグランパは同産駒のなかで初めて芝1400mで3勝以上を挙げた馬となりました。前走のマイル戦(アーリントンC)は序盤にやや行きたがる素振りを見せたので、1400mのペースが馬のリズムに合うのでしょう。

配合に関しては13年11月29日のエントリー「馬なりで楽勝、キンカメのニックス配合タガノグランパ」に記しています。その部分を引用します。

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http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105005/



「キングカメハメハ×スペシャルウィーク」はクラリティシチーと同じです。母タガノグラマラスは現役時代に準OPまで出世しました。タガノテイオー(東京スポーツ杯2歳S)の姪で、配合構成も似ています。タガノテイオーは朝日杯3歳S(現朝日杯フューチュリティS)の直線で骨折し、それでも2着入線を果たしたものの、レース後、残念ながら予後不良となってしまいました。もし骨折しなければ高確率で勝っていたはずです。

タガノグラマラスはタガノテイオーの血統に Nijinsky と Red God のニックスを挟み込んだような配合です。母方に Red God を持つスペシャルウィーク産駒には、サンバレンティンとインティライミの兄弟やローマンレジェンドなどがいます。



キングカメハメハは「Northern Dancer+Secretariat」の組み合わせを持つ血と相性が良好である、ということは繰り返し述べてきました。これはキングカメハメハの母の父ラストタイクーンが「Northern Dancer+Mill Reef」で、互いの血統構成がよく似ているために、両者を組み合わせると優れた効果を発揮するのではないか、という推理に基づくものです。

本馬の3代母はそのものズバリ「Northern Dancer+Mill Reef」。したがって、ラストタイクーン≒カフェドフランス3×3です。キングカメハメハのニックスに沿った綺麗な配合構成といえるでしょう。
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距離は「2000m前後で良さを発揮するタイプではないか」と記したのですが、見込みと違いました。2000m路線は層が厚いので、むしろ1400m前後のほうが稼げるのではないかと思います。

先日発売された『パーフェクト種牡馬辞典2014−2015』は、おかげさまで昨年よりも売り上げが好調とのことで、お買い上げいただいた皆様には深く感謝いたします。また、facebook、ブログ、twitter などで取り上げていただいた皆さまにも厚く御礼申し上げます。同書のなかに収録された望田潤さんとの対談で、次のような発言をしました。

「ディープインパクトは世界の生産者が羨望のまなざしを送る大種牡馬で、それに食い下がるキングカメハメハも、ロードカナロアやルーラーシップが香港のG1を圧勝しているように、やっぱり世界レベルの存在。だからこそ、一ファンとしては両馬の産駒が激突するシーンがもっと見たいんだよね。棲み分けは結構だけど。」

対談をしたのは2月の頭でしたが、なぜかその直後から、小倉大賞典で1着ラストインパクト(父ディープ)、2着カフナ(父キンカメ)、アーリントンCで1着ミッキーアイル(父ディープ)、2着タガノグランパ(父キンカメ)、そして今回の1着タガノグランパ(父キンカメ)、2着サトノルパン(父ディープ)と、短期間に重賞で3回も両雄のワンツーフィニッシュが見られました。タガノグランパが進む路線にはミッキーアイルとサトノルパンがいるので、この先も名勝負が見られそうです。

◎サトノルパン(3番人気)は2着。デビュー以来まともにゲートを出たことがない馬ですが、今回もガッツリ出遅れてしまいました。外を回らず馬群のなかを進出したのは、出遅れのロスをコース取りで挽回しようとしたのかもしれません。勝ち馬に比べるとスムーズさを欠いたのは確かで、それでもクビ差の2着ですから強さが光りました。血統的に3歳春に上昇してくるタイプでもあります。馬体は成長途上でレースぶりは粗削り。伸びしろの大きい馬なのでいずれ重賞は勝てそうです。

予想は連単系マルチ設定だったので○◎で馬単1660円的中です。




アーリントンCはミッキーアイル


楽に先手を奪った◎ミッキーアイル(1番人気)が後続を離して逃げ、危なげなく逃げ切りました。3馬身半差の2着に△タガノグランパ(3番人気)、さらに1馬身離れた3着に△フェルメッツァ(6番人気)。
http://youtu.be/wE7LfwPAKAM

予想は◎△△で馬単820円、3連単5340円的中。予想文を転載します。

「◎ミッキーアイルは『ディープインパクト×ロックオブジブラルタル』という組み合わせ。母の父ロックオブジブラルタルは現役時代、「ザ・ロック」の愛称で親しまれ、ヨーロッパのマイル戦線を中心にG1を7連勝するという偉業を成し遂げた。デインヒル、ビーマイゲスト、ヌレイエフと、母方にはハイペリオン色の強いノーザンダンサー系種牡馬が集められており、ヨーロッパ的な重厚感あふれるスピードが感じられるが、ディープインパクトと組み合わせることで、本馬はそうした特長を残しつつ日本向きに洗練された大物マイラーに仕上がった。過去、マイルG1を勝ったディープインパクト産駒はトーセンラーをはじめ7頭存在するが、本馬はそれらに引けを取らない素質の持ち主。テンのスピードが違うので単騎逃げはほぼ確定的で、大本命馬に競りかける馬はまずいないのでマイペースに持ち込めるだろう。逃げ馬でありながら過去3戦中2戦で最速上がりを記録しているように、末脚がしっかりしているので崩れるシーンは考えづらい。1kg重い57kgを背負うことを考慮しても◎は揺るがない。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103916/



負けないだろうとは思っていましたが、それにしても楽でした。ゲートをゆっくりと出て末脚勝負、というディープインパクト産駒のスタンダードとはまったく異なるきわめて珍しいタイプです。あれだけゲートが速いと控える競馬は難しいでしょう。これもひとつの得難い個性ですから、無理に抑え込むより、サイレンススズカのように逃げ馬として大成させるのがいいのではないかと思います。

古馬マイル路線が低調なので、才能あふれる若いマイラーが現れるのは喜ばしいことです。NHKマイルCでどんな競馬をしてみせるのか楽しみでなりません。今年はマイル路線もクラシック路線も強い逃げ馬がいるのでレースがおもしろくなりそうです。配合については11月6日のエントリー「レコード圧勝ミッキーアイル」に記しています。一部を転載します。

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母スターアイルは現役時代13戦2勝。勝った2戦はいずれもダート1000m戦でした。母の半弟キングレオポルド(父フジキセキ)はOPクラスまで出世したスプリンターで、2歳時にはベゴニア賞(500万下・芝1600m)で1分34秒1という東京競馬場の2歳レコードを樹立しています。

母の父ロックオブジブラルタルは「ザ・ロック」の愛称で親しまれ、ヨーロッパのマイル戦線を中心にG1を7連勝するという偉業を成し遂げた名馬です。日本の軽い馬場ではピリッとした瞬発力に欠け、やや一本調子なところが見られます。日本では過去1シーズンだけ供用され、エイシンオスマン(ニュージーランドT)、プレイ(弥生賞−2着)、タガノロックオン(ジャパンダートダービー−3着)、ピュアオパール(関東オークス−2着)などを出しました。先に行って粘り強いタイプが多いですね。

Danzig は競走意欲旺盛なスピードタイプで、筋肉量豊富な馬体から繰り出すパワフルなピッチ走法が持ち味です。細身で大トビなディープインパクトとは対照的な個性といえます。両者を組み合わせたときにいいとこ取りができれば申し分なく、その最大の成功例がジェンティルドンナです。

ミッキーアイルの母スターアイルと、ジェンティルドンナの母ドナブリーニは配合構成がよく似ています。



Danzig、Alydar、My Bupers という血のコンビネーションはポピュラーなものではないので、ディープインパクト産駒の配合に関する重要な鍵が隠されているような気がします。

デインヒル、Be My Guest、Nureyev と、Hyperion 色の強い Northern Dancer 系種牡馬が集められているので、軽いスピードタイプに見えて持続力と底力に富んだタイプでしょう。11秒台半ばのラップを重ねてバテなかった秘密はこのあたりにもありそうです。前述のとおり母の父ロックオブジブラルタルは「ピリッとした瞬発力に欠け、やや一本調子なところが見られ」、「先に行って粘り強いタイプが多い」のですが、ディープインパクトと組み合わせることで、そうした特長を残しつつ日本向きに洗練された、というイメージです。
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2着△タガノグランパ(3番人気)は稽古の動きがもうひとつかな、と思ったので印を下げたのですが、地力がありますね。キングカメハメハ産駒のニックス配合馬なので将来性は高いでしょう。昨年11月29日のエントリー「馬なりで楽勝、キンカメのニックス配合タガノグランパ」をご覧ください。

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シンザン記念はミッキーアイル


好スタートから先頭に立った◎ミッキーアイル(1番人気)が○ウインフルブルーム(2番人気)の追撃を半馬身しりぞけて逃げ切りました。▲タガノグランパ(5番人気)がしぶとく脚を伸ばして3着。
http://youtu.be/lawLQXOXz8s?t=1m46s

勝ちタイム1分33秒8はレースレコード。ダートコースが稍重だったように、水曜日に降った雨の影響がまったくなかったとはいえないコンディションだったので、時計的な価値はあると思います。今回は控える競馬を試すのではないか、とも思ったのですが、仮にそんな意図があったとしても、あのスタートダッシュでは抑えられません。序盤がゆっくりしがちなディープインパクト産駒にあって異質なタイプだと思います。

ただ、前半800m47秒9はスローペース。後続が競り掛けなかったので自分のペースに持ち込むことができました。非凡なのは後半800mを「45秒9」でまとめたこと。前半スローで流れながらレースレコードが記録されたわけですから、いかに後半が速かったかが分かります。過去、後半800mが最も速かったのは06年の46秒7で、46秒台を記録したのはわずか4回しかありません。ラスト4ハロン45秒9、というロングスパートの持続力勝負となったので、スタミナを欠いたり能力的に劣る馬は、苦しくなってどんどん脱落していきました。ミッキーアイル自身、非常に強い競馬をしたのは間違いありませんが、ゴール前でウインフルブルームに差を詰められました。スピードを持続させるスタミナが限界に達していたのでしょう。中山のような小回りコースではコーナーで息が入るのでごまかしが利きますが、広くて直線の長いコースを走る場合、これ以上距離が延びると難しい、ということも感じさせました。

予想は◎○▲で馬単430円、3連単2220円的中。予想文を転載します。

「◎ミッキーアイルは『ディープインパクト×ロックオブジブラルタル』という組み合わせ。母の父ロックオブジブラルタルは現役時代、『ザ・ロック』の愛称で親しまれ、ヨーロッパのマイル戦線を中心にG1を7連勝するという偉業を成し遂げた。デインヒル、ビーマイゲスト、ヌレイエフと、母方にはハイペリオン色の強いノーザンダンサー系種牡馬が集められており、ヨーロッパ的な重厚感あふれるスピードが感じられるが、ディープインパクトと組み合わせることで、本馬はそうした特長を残しつつ日本向きに洗練された大物マイラーに仕上がった。スピードの持続力に秀でているのでマイペースに持ち込めば容易にバテず、しかも前走の朝日杯フューチュリティSではラスト2ハロン目に11秒1という出色のラップを刻んだ。タイム全体で朝日杯を上回っただけでなく、時計の出にくい暮れの中山でレース終盤に11秒1を出したところにG1級の資質を感じる。無理に抑え込んでヘソを曲げるといったトラブルでもないかぎり、G3では負けようがない。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103916/



配合については11月6日のエントリー「レコード圧勝ミッキーアイル」に記しています。一部を転載します。
http://kuriyama.miesque.com/?eid=984

………………………………………………………………………………………
母スターアイルは現役時代13戦2勝。勝った2戦はいずれもダート1000m戦でした。母の半弟キングレオポルド(父フジキセキ)はOPクラスまで出世したスプリンターで、2歳時にはベゴニア賞(500万下・芝1600m)で1分34秒1という東京競馬場の2歳レコードを樹立しています。

母の父ロックオブジブラルタルは「ザ・ロック」の愛称で親しまれ、ヨーロッパのマイル戦線を中心にG1を7連勝するという偉業を成し遂げた名馬です。日本の軽い馬場ではピリッとした瞬発力に欠け、やや一本調子なところが見られます。日本では過去1シーズンだけ供用され、エイシンオスマン(ニュージーランドT)、プレイ(弥生賞−2着)、タガノロックオン(ジャパンダートダービー−3着)、ピュアオパール(関東オークス−2着)などを出しました。先に行って粘り強いタイプが多いですね。

Danzig は競走意欲旺盛なスピードタイプで、筋肉量豊富な馬体から繰り出すパワフルなピッチ走法が持ち味です。細身で大トビなディープインパクトとは対照的な個性といえます。両者を組み合わせたときにいいとこ取りができれば申し分なく、その最大の成功例がジェンティルドンナです。

ミッキーアイルの母スターアイルと、ジェンティルドンナの母ドナブリーニは配合構成がよく似ています。



Danzig、Alydar、My Bupers という血のコンビネーションはポピュラーなものではないので、ディープインパクト産駒の配合に関する重要な鍵が隠されているような気がします。

デインヒル、Be My Guest、Nureyev と、Hyperion 色の強い Northern Dancer 系種牡馬が集められているので、軽いスピードタイプに見えて持続力と底力に富んだタイプでしょう。11秒台半ばのラップを重ねてバテなかった秘密はこのあたりにもありそうです。前述のとおり母の父ロックオブジブラルタルは「ピリッとした瞬発力に欠け、やや一本調子なところが見られ」、「先に行って粘り強いタイプが多い」のですが、ディープインパクトと組み合わせることで、そうした特長を残しつつ日本向きに洗練された、というイメージです。
………………………………………………………………………………………

『2013〜14年種牡馬別好配合馬リスト ディープインパクト編』で望田潤さんが推奨した馬でもあります。血統屋HPには配合に関する各種コンテンツをご用意させていただいております。どうぞお立ち寄りくださいませ。

…………………………………………………………………………
★栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ」
★「2013−14望田潤の2歳勝ち馬評価」
★望田潤の「血統クリニック」
★2013−14年POG企画
 「種牡馬別好配合馬リスト ディープインパクト編」
     http://miesque.com/shopping.html
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┛┛┛
┛┛┛  笠 雄 二 郎 の 本
┛┛┛
  ★サラブレッド配合史
  ★血統論(笠による、笠雄二郎の血統論、造語の解説)
  ★血統あれやこれや1985年復刻版
  ★週刊競馬通信80年代血統コラム復刻版
     http://miesque.com/shopping.html
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馬なりで楽勝、キンカメのニックス配合タガノグランパ


好位追走のタガノグランパ(1番人気)が勝負どころから徐々に進出し、残り200mで先頭に立つとそのまま後続の追撃を抑えました。
http://youtu.be/Fm5_fUg_5jg

直線で逃げ馬を交わしたあとは次走に備えて余力を残したのでしょう、ほとんど追われることなくゴール前では手綱を抑えたままでした。キングカメハメハ産駒は現2歳世代が好調。20頭が24勝を挙げて2歳種牡馬ランキングではディープインパクトに次いで2位につけています。トゥザワールド(黄菊賞)、デリッツァリモーネ(萩S)、クラリティシチー(東京スポーツ杯2歳S−3着)など大物感を感じさせる産駒も少なくありません。本馬はそうしたレベルに加わることのできる良駒です。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105005/



「キングカメハメハ×スペシャルウィーク」は前出のクラリティシチーと同じです。母タガノグラマラスは現役時代に準OPまで出世しました。タガノテイオー(東京スポーツ杯2歳S)の姪で、配合構成も似ています。タガノテイオーは朝日杯3歳S(現朝日杯フューチュリティS)の直線で骨折し、それでも2着入線を果たしたものの、レース後、残念ながら予後不良となってしまいました。もし骨折しなければ高確率で勝っていたはずです。

タガノグラマラスはタガノテイオーの血統に Nijinsky と Red God のニックスを挟み込んだような配合です。母方に Red God を持つスペシャルウィーク産駒には、サンバレンティンとインティライミの兄弟やローマンレジェンドなどがいます。



キングカメハメハは「Northern Dancer+Secretariat」の組み合わせを持つ血と相性が良好である、ということは繰り返し述べてきました。これはキングカメハメハの母の父ラストタイクーンが「Northern Dancer+Mill Reef」で、互いの血統構成がよく似ているために、両者を組み合わせると優れた効果を発揮するのではないか、という推理に基づくものです。

本馬の3代母はそのものズバリ「Northern Dancer+Mill Reef」。したがって、ラストタイクーン≒カフェドフランス3×3です。キングカメハメハのニックスに沿った綺麗な配合構成といえるでしょう。

距離はもっと延びたほうがよく、2000m前後で良さを発揮するタイプではないかと思います。次走が楽しみです。






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